大相撲元関脇の貴闘力さんのギャンブル依存は有名でした。
結局野球賭博が原因で相撲界も解雇された貴闘力の
ギャンブル依存のルーツは父親にあったようだ。
その生い立ちと父親のヤクザな生活ぶりは彼にどんな
影響を与えたのか？
反面教師で嫌っていた博打にハマって行った貴闘力の
子供時代を追ってみよう。
貴闘力の生い立ち～父親はヤクザ
現在の貴乃花親方の兄弟子として現在でも親交の
ある元関脇貴闘力。
彼の幼少期は、父親の影響で小学校時代6回から7回の
転校を余技なくされるような生活だったそうです。
その理由はかなり信ぴょう性の高い噂で貴闘力の父は
ヤクザをしていたらしく、そんな経緯もあってか元々
だったのか貴闘力が幼少期の頃からギャンブルが大好きで
もはや生活の一部といった具合だったそうです。
自宅にはしょちゅう差し押さえのシールを貼られ
借金取りが家まで来て、借金返済の電話は鳴りっぱなし
状態の家庭環境で育ったという。
そんな生活でも貴闘力の父親はギャンブルが大好きで
止められずいつも借金取りから逃げ回る生活が続いた
そうです。
父親の今でいうギャンブル依存のせいで壮絶な
幼少期を送った貴闘力はそんな父親や生活から
逃げる為相撲界に入所することを決意した程だった
そうなので相当壮絶な生活ぶりだったのでしょう。
壮絶な借金取りの追い込みを体験していたため、まだ
相撲界に入って叩かれたりぶつかれたりする方がマシ
だと思っていたと過去を振り返っています。
それでも結局同じルーツをたどるとカエルの子は
カエルという事なのでしょうか・・・
あれ程嫌った父親がハマったギャンブルに彼はハマり
全てを持っていたはずの生活を全て溶かしてしまうのです。
貴闘力のギャンブル始りは化粧まわし代！
当初はギャンブルなんて～という心境でたして興味も
なかった貴闘力。
着々ト昇進シテ十両昇進が順調に決定した貴闘力。
でも父親のおかげで幼少期を転々と引っ越した彼に
地元と言える故郷は無く、通常の力士のように十両の
段階で必要になる化粧まわしを作ってくれる講演会が
なかったそうです。
まだ十両に上がったばかりの力士には郷里がないと
そんなものかもしれません。
そこで彼や親方はあちこちに頭を下げて通常400万円と
言われる化粧まわし代を何とか工面した。
だがその化粧まわし代を預けた知人に持ち逃げされて
しまったのです・・・
そこで彼がとった行動がポケットにあった10万円で
大井競馬場で一世一代の博打を打ちます。
たった5千円の馬券がビギナーズラックで400万円に
なったそうです。
見事に化粧まわし代を補填することに成功。
でもこれこそが破滅への第一歩になってしまったようです。
想像出来ない高揚感や興奮が貴闘力をこの後
ギャンブル依存症へと飲み込んでいきます。
貴闘力のギャンブル依存症から破滅へ
おやじがイヤで『ギャンブルなんてやるか』と思っていた
貴闘力はその後歯車が狂たようにギャンブルにハマります。
冒頭の化粧まわし代を見事に賄った競馬に始まり
ありとあらゆるギャンブルに没頭し結局それら全て
につぎ込んだ金額は総額5億円だと言われています。
5億です。
ケチなヤクザでは毛頭手にできない金を力士という環境で
手にできた彼は使う金額も桁違い。
もちろん負けも大きいが時折勝つ時の金額も桁違い。
オーストラリア巡業では5500万円買った事も
あるそうです。
負けたのはこの何十倍も負けているのに勝った時の
イメージがやはり強烈に頭に残っているそうです。
昭和の大横綱と言われた元横綱大鵬の娘を嫁に貰い
3人の息子に恵まれつつも、結局最後は野球賭博で
2010年6月に解雇されています。
その間彼のギャンブル依存症を見かねた大鵬に
『頼むからやめてくれないか』と説得され借金
返済もしてもらい1年博打から離れた事もあった
そうです。
それでもヒョンな事がきっかけとなり、またも
博打を始めてしまった貴闘力。
1年絶ったころ『ちょっとくらいならいいじゃん』の
知合いの言葉についついまた博打をやってしまった
貴闘力。
当然納まるはずもなく、もうこの頃には寝ても
冷めてもギャンブルの事しか考えられなくなり
完全に重度の依存症となり、全てを無くし
相撲協会からも解雇。
あれ程親身になって世話をしてくれた大鵬親方の
葬儀の出席も許されなかったそうです。
おわりに
結局イヤでイヤで仕方なかった父親の血縁の濃さを目の当たりにしたようなこの貴闘力さんのギャンブル依存症からの転落ぶりはまさに、隠れギャンブル大国と言われる日本人には目を背けてはいけない実話なのかもしれません。現在は実業家として焼肉店などの経営を行う貴闘力さんですが、是非二度とギャンブルには手を出さず、真っ当な人生を取り戻して欲しいですね。
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