映画『ホーム・アローン』で一躍有名子役になった
マコーレー・カルキン。
子役時代のマネージャーであった実父から壮絶な
虐待を受けていた事が後に話題となりました。
またマコーレーの稼いだ金を巡って両親が裁判で
争っていた事実もあるそうです。
子役として大成したマコーレーの金を巡って両親の
散々の争いと現在も父親との絶縁状態と言われる
マコーレ―カルキンの生い立ちや大家族に育つも
交通事故で亡くなった姉についてなど波乱の半生を
追ってみようと思います。
マコーレーカルキンの生い立ち~父親からの虐待
マコーレー・カルキンは、1980年生まれの
アメリカ合衆国の俳優です。
1990年に出演した『ホーム・アローン』が
世界的な大ヒットとなり世界一有名な子役として
ギネス認定もされましたね。
7人兄弟(5男2女)の次男だそうで、兄シェーン
弟キーラン、妹クイン、弟クリスチャン、弟ロリーらも
俳優として活動しています。
亡くなっている姉のダコタだけはハリウッドから
距離を置いていたそうです。
また父親キット・カルキンも舞台俳優であり、マコーレーの
マネージャーを兼務していました。
叔母ボニー・ベデリアも女優です。
『ホーム・アローン』に続き、『マイ・ガール』も
大ヒット、さらに『ホーム・アローン2』でも世界中に
大ヒットし、ドル箱子役として持てはやされました。
その頃にマネージャーを務めていた父親キット・カルキン
から虐待を受けていたことを語っています。
「彼は悪いやつだった。虐待をされたんだ。精神的にも肉体的にもだ。もし見せられるなら君たちに傷跡も見せられるよ」
また、「うまく演技をしなかったら殴る」と
脅されたこともあったとも語っていました。
マコーレ―カルキン金の亡者となった父
ドル箱子役と言われていたマコーレーの
マネージメントをする父親キット・カルキンは
制作会社に非常識な要求をすることで有名に
なっていき、1994年後半にはオファーが減少
していったと言われています。
さらに、1995年には両親が別れ
(元々結婚していなかったので離婚というわけではないらしい)
マコーレーが稼いだ1,700万ドル(当時レート換算で約17億円)
を巡る裁判を起こしています。
その裁判は泥沼化し、1996年にはマコーレー自身が
「父と母が裁判に決着をつけるまで、自分はどの作品にも出演しない」
と、俳優活動の休業を発表しました。
その裁判の判決では
「マコーレーの稼いだお金は、家族ではなくマコーレーの会計士が管理すること」
という判決が下され、父親が全てを放棄する形で
裁判は終了したそうです。
マコーレー自身、裁判で争われていた金額を知ったのは
18歳になってからだそうで、その莫大な金額を知ってから
「辛い事ばかりだったけど、これまでの成果を見たような気持になり、すごくうれしくなった」
と語っています。またマコーレーは、映画業界から
離れたことについても
「業界から離れられたから離婚は最高の出来事だった」
と、厳しめなコメントも残しています。
裁判で争っていた両親に向けても
「『もう僕はやめるから。君たちが自分でお金を稼げることを祈っているよ。僕の収入はもうなくなるから』って感じだった」
とも語っていました。
その後2003年には『パーティ★モンスター』で
9年ぶりに映画復帰します。
ゲイの連続殺人犯を演じるという、今までの
イメージから一転した役どころで大きな話題となりました。
2004年にはマリファナと規制薬物所持で
逮捕されたこともあります。
1時間後には保釈金4,000ドルを支払い
保釈されたとの事です。
また2012年頃にはマコーレーが自殺未遂したと
アメリカメディアで報じられることもありました。
「死にたい」と口走りながらヘロインを打ち
強い鎮痛剤なども服用していて、過剰摂取により
死ぬところだったと言われています。
また余命半年説というのも流れていました。
ゴシップ誌に載せられた話題なのですが、ヘロインと
処方箋薬の中毒になっていて余命半年であると
噂されていたようですが、マコーレーの代理人は
「根も葉もない作り話」だと一蹴しています。
マコーレーは画家としてもデビューしたり、バンドを
結成して音楽活動をしたりと、健在ぶりは確かです。
しかし激やせした姿などから、余命半年であるとか
死亡説などが何度かネット上で噂されています。
2014年にもゴシップ誌で訃報が流されたようですが
マコーレーはバンドのTwitterやライブで「生きてるよ!」
と姿を見せて元気だと主張しています。
現在も仲間たちとバンド等で元気に
活動しているそうです。
マコーレー本人は「好きな役を演じる」という
スタンスを貫くと宣言しているようで、今後の
役者として進んでいく道も本人の嗜好次第という
面が大きなウェイトを占める事になりそうですね。
マコーレーカルキンの姉弟の死
マコーレーの姉のダコタ・カルキンが、2008年に
事故で亡くなっています。
まだ29歳だったそうですが、かなり飲んで
泥酔状態のままロスの大通りを渡り、車に
跳ねられたのだとか。
マコーレーは非常に悲しい思いをしたといいます。
マコーレーカルキンの結婚と離婚
両親の裁判を切っ掛けに役者を引退した
マコーレーは「普通の学生生活を送りたい」
という事で、子役のために設立されたという
高校に入学します。
そこで同い年の女優レイチェル・マイナーと出会い
交際に発展するのですが、学校を中退して1998年に
17歳の時にレイチェルとの婚約を発表します。
その2か月後に結婚しますが、2000年には
離婚してしまいました。
おわりに
今でもクリスマスには注目される映画『ホーム・アローン』ですが、マコーレー自身は随分印象代わりましたよね。壮絶過ぎる父親からの虐待や莫大な大金を稼いだ事によってお金の亡者になってしまうという悲しい過去を持つカルキンですが余命半年や死亡説などは全くのデマで、元気に活動されているのなら良かったです。今後もどんな役回りを演じるのかは注目しなければなりません!
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