7月25日に大腸がんによる多機能不全のため、69歳で死去した女優・島田陽子さん。
元祖プッツン女優といわれ、数々のトラブルも多かった島田さんでしたが、他界後も家族断絶から遺体の引き取り手がみつからないなどで、大きく話題を集めています。
国際派女優としてもてはやされた島田陽子さんは、子供時代から美人で評判で人気でしたが、浮世離れの金銭トラブルも絶えず、その波乱万丈の人生が気になります。
島田陽子の生い立ち、子供時代の評判、家族断絶や浮世離れプッツン女優についてお伝えします。
島田陽子プロフィール
氏名:島田陽子
本名:中村陽子
職業:女優(近年は映画製作会社プロダクションエクシード株式会社設立)
出生地:熊本県熊本市
身長171cm
生年月日:1953年5月17日
没年月日: 2022年7月25日(69歳没)
学歴: 駒沢学園女子中学校・高等学校
特技:英会話
趣味:読書、絵画、映画鑑賞、水泳
配偶者: 米山仁 (1994年から)
島田陽子さんは、18歳のころにドラマ『続・氷点』(テレビ朝日系)で女優としてブレイク、その後も映画『犬神家の一族』やドラマ『白い巨塔』などでヒロイン役で多くの名作に出演しています。
特に、1980年に出演したアメリカのテレビドラマ『将軍 SHOGUN』でゴールデングローブ賞を受賞すると、一躍「国際派女優」と呼ばれることに。
プライベートでは、1988年に写真誌『FRIDAY』で、ハワイのコンドミニアムでの内田裕也さんとの不倫密会がスクープされ、妻・樹木希林との離婚をめぐる騒動に発展し話題になりました。
1992年、39歳で出版したヘアヌード写真集はベストセラーに。その後、1994年にドラマで出会った年下で妻子持ちのテレビ関係者(照明技術者)と結婚しますが、2019年に離婚しています。
島田陽子の死因と最期
22年7月25日、女優の島田陽子さんが、大腸がんによる多機能不全のため、69歳で死去しました。
島田さんは都内の病院で亡くなったそうですが、彼女ががんの闘病生活にあったことは近親者しか知らなかったそうです。彼女と長年親交があったという友人Aさんによると
“「がんの告知は、遺作となってしまった映画『エヴァーガーデン』の撮影中のことでした。本人も悩んでいましたが、髪が抜けたら女優業に差し支えると、治療に踏み切れなかったんです。医師から手術するよう勧められていましたが、人工肛門になることもあってか拒否していました」
突然の訃報に、映画プロデューサーも肩を落とした。”(引用:gooニュース)
女優業はもちろん、最近では映画製作にも意欲を見せていたという島田さん、その突然の死を悼む声があがっています。
島田陽子の生い立ち~子供時代の評判は絶世の美女?
島田陽子さんは、熊本県に生まれ、3歳からクラシックバレエを習い、高校まではバレリーナを目指していたそうです。戦後生まれの年齢から考えても恐らくクラッシックバレーをしてバレリーナを目指せるというのはかなり裕福な家庭環境大臣だったのでしょう。
島田さんは、8歳で地元熊本から上京、中学1年生の時に「劇団若草」に入団し、演技の世界に足を踏み入れます。
島田さんは、長身でスタイルが抜群、クリっとした目やロングヘア、すっきりした顔立ちの清純なイメージの美人で、若い時から絶世の美女と評判でした。
島田陽子さんは70年10月に『おさな妻』(東京12チャンネル系)でドラマデビュー、翌年1月から放送された出演作『続・氷点』(TBS系)で最高視聴率42.7%を記録したちまち注目されました。
そして、80年米NBCドラマ『将軍 SHOGUN』でゴールデングローブ賞テレビシリーズドラマ部門の女優賞を受賞し、国際的女優として知名度をあげ、日本を代表する女優となりました。
島田陽子の家族断絶の訳
大女優島田陽子さんの死後も長い間荼毘に付される事なく渋谷区に放置された状態、という事が死後も連日報道され驚いた方も多いかと思います。
何故あれほどまでの大女優だった島田さんが死後も荼毘に付される事なく速やかな通夜や葬儀がなされなかったのでしょう。
渋谷区に遺体引き取りを、彼女の妹2人が拒否したことが報道され、その家族断絶の訳が注目されました。
69歳で亡くなった島田さんは5人家族の3姉妹の長女です。既に両親は亡くなっており家族は妹2人だけなのですが、彼女たちが遺体の引き取り拒否、当初島田さんの遺体は渋谷区役所が管理していました。
遺族が姿を見せない中で、紆余曲折した中、最後は島田さんが設立した映画製作会社のスタッフが中心となり密葬が行われたといいます。遺骨は現在、島田さんの自宅に祭壇を設けて安置してあるそうです。
島田さんと家族の断絶の訳について、彼女と近しい友人によると。
「陽子さんは3姉妹の長女。お父さんが亡くなった後は、自分が一家の大黒柱として家族を養うという気持ちが強かったそうです。デビュー以来ずっと順風満帆だった陽子さんですが、うまくいかなくなったのは内田裕也さんとの交際がきっかけで借金を背負うようになってから。そこから自転車操業になって、妹さんたちに無心することもあったそうです」(gooニュース:引用)
「金銭」がもとで姉妹関係がこじれた上、破綻したのは、「実母の介護」がきっかけだという。
「お母様は脳梗塞になり、車いす生活を余儀なくされていました。3姉妹持ち回りで世話をしようという約束でしたが、陽子さんは芸能活動もあるため、主に費用の面でバックアップするという話になっていました。しかし、借金の返済に追われ、ままならなくなってしまったそうなんです」(gooニュース:引用)
とはいえ、2年ほど前に亡くなる最期まで母親の介護をしていたのは島田さんで、
妹さんらとお母さんの面倒をどう看るかという話し合いをしたとき、妹さんたちは、お母さんを『施設に入れた方がいい』と言ったようなんです。でも、島田さんはそれを拒んだ。そこから妹さんとの確執ができたんです。島田さんは『もう(妹らの)中村家とは縁を切りました』と言っていました。(Yahoo:引用))
今後は、島田さんの遺骨は、結局父の眠る都内の寺に母の遺骨とともに埋葬し、お別れの会が来月9月27日に都内で開かれる予定だといいます。
実は島田さんは生前、自分とお母さんが入るために、埼玉県本庄市のお寺に、お墓を購入していたそうで、よほど妹たちにはうんざりしていたと思われます。島田さんが安心して永眠する場所はあるのか気になります。
島田陽子は元祖プッツン女優
国際派女優として認められながら、元祖プッツン女優として名があがるほど、早くから不倫騒動など多くのスキャンダルでも知られた島田陽子さん。
「島田陽子さんといえば、“国際派女優”として数々の作品に出演する一方、1988年には内田裕也さんとの不倫が報じられ、内田さんに貢ぐために多額の借金をつくるなどして、世間をにぎわせました。さらに、1992年にヘアヌード写真集『Kir Royal(キール・ロワイヤル)』を発売。累計で55万部を超える大ヒットを記録しました」(芸能記者)
(Yahoo:引用)
島田さんは不倫ついでの借金を抱えていたようだといわれていますが、ヘアヌード写真集や全裸シーンある映画への出演も増えるなど、国際派美人女優らしからぬ仕事もこなしていました。
島田さんと内田裕也さんとの不倫が話題になりましたが、当時を知る関係者は「好きな男ができると、とにかく尽くす。世話女房タイプだった」と明かしています。(スポニチアネックス:引用)
島田さんは、83年撮影中だった大河ドラマ「山河燃ゆ」のイベントをドタキャンし、海外ロケからの帰国便の遅延のためと弁明するも「報道陣から逃げるためだったのでは?」と憶測が流れ、お騒がせの元祖プッツン女優のイメージが定着したようです。
年下の留学生との国外での恋愛や、主演映画「花園の迷宮」でのヌードシーンをめぐる監督との対立なども世間を賑わせ、内田裕也さんとの不倫交際や、94年のテレビ技術者との結婚も略奪愛などと批判を受けました。
島田陽子の浮世離れルーズ過ぎる金銭感覚
島田さんの不倫などの恋愛スキャンダルのほかに、生前も死後も金銭トラブルが渦巻いており注目されています。
東京・広尾のマンションの家賃未払いや、2億6千万円で購入した自宅ローンの滞納で訴えられたこともあったとか。
彼女のルーズ過ぎる金銭感覚は有名だったようで、
“生前、島田さんが、20年1月に死去した実母の墓のために購入した墓石が、手付金が支払われただけで放置されていると報じたのは「FLASH」。島田さんは、埼玉県の墓石業者に、価格88万8888円の墓石を発注したが、墓は島田さんが生前墓を建てる予定だった埼玉県本庄市の寺に建てられることはなく、昨年の2月から梱包されたままだという。
さらに、彼女が所有していた高級外車の駐車場代の支払いが昨年11月以降、滞っており、未納分は12万円に上っているという。(島田さんを長年取材してきたワイドショー関係者)”
“「いずれも彼女ならある話でしょうね。島田さんがお金にルーズなのは今更言うまでもありませんが、彼女の周りには、ちょっと言えば、数百万をポンと貸してくれる金持ちがいて、彼女はそれをお小遣いでももらった感覚で使っていた。
その人たちのパーティーなどにちょっと顔を出せば、『営業』にでも行った感覚なのか、お金を返したつもりになっていた。彼女自身“大女優”の感覚でしたから、借金をしているという感覚は全くなかった。金銭感覚はまひしていたと思います。ずっとそんなことの繰り返しでした」”
(エキサイトニュース:引用)
「女性自身」では、島田さんの遺作となった「エヴァーガーデン」の製作費としておよそ1000万円が彼女の会社に振り込まれたものの、他の出演者にギャラが支払われていなかったと元マネジャーが証言しているとか。
“「(前略)(島田は)もらったお金は、全部、自分のものと思っちゃう。彼女のことをしっかりマネジメントしたり、助言できる人はいなかったし、いても彼女は言うことを聞かなかったでしょう。文字通り“裸の王様”状態だったんだと思います」”(ワイドショー関係者)(エキサイトニュース)
そういえば島田さんが生前、「宇宙葬」を予約していたことも話題になったことがありました。宇宙葬は、遺灰などを収めたカプセルをロケットに載せて宇宙空間に打ち上げ、散骨されるものだそうです。
「生きているうちは恐らく行けない宇宙に、亡くなった後に行けるというのは、ロマンティックでいいですね。亡くなってからも楽しみがあるなんて、とても素敵なことだと思います」(NEWSポストセブン)
このコメント通りにいくのかどうかわかりませんが、こういうどこか浮世離れした女優島田陽子さんには今後も思わぬ過去のトラブルが噴出しそうな雰囲気ですね。
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おわりに
大女優島田陽子さんの死因は大腸がんによる多機能不全で、近親者のみによる密葬が行われましたが、家族との断絶から遺骨の引き取り手がなかったことで話題になりました。家族断絶の訳は、島田さんの借金や母親の介護をめぐる妹との確執だったといわれ、かなり根深いものだったといえます。
不倫やドタキャンなど、元祖プッツン女優とされる島田さんのルーズな金銭感覚も数々のトラブルを起こしており、亡くなった今もどこか世間は落ち着かず、浮世離れの彼女ならではの最期のような気がします。
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