事件

君野康弘の生い立ち~祖母と2人暮らしで父親似の酒癖と奇行の数々

君野康弘アイキャッチ 事件

2014年9月に起きた神戸長田区小1女児殺害事件の
容疑者として逮捕された気野康弘。

事件の異常性から君野が精神異常者である事は
疑いの余地もないが、そんな彼の生い立ちには
やはり両親の影響が少なからずあったのでは~と
思えるルーツがある。

祖母と二人暮らしだった彼の両親の評判や日頃の性格など
悲惨過ぎる事件を起こした君野康弘の生い立ちを追ってみよう~

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君野康弘の神戸女児遺棄事件

2014年9月11日午後3時頃神戸長田区長田天神町
の草むらで同区に住む私立名倉翔1年の生田美玲ちゃん
6歳の切断遺体が見つかった。

犯人は近所に住む君野康弘(47歳)。

自宅アパート近くを歩く美玲ちゃんに
『絵のモデルになって欲しい』と声をかけ自宅に
招き入れる。

11日中にロープで首を締め包丁を突き刺し殺害。

16日までに遺体をバラバラにして複数のビニール袋に
入れて近所の雑木林に破棄。

犯行動機には
「殺して女の子の身体を触りたかった。」

切断した理由は
「体の中がどうなっているのか興味があった。」

「あとで触ったりしたいと思い、遺体の一部は冷蔵庫にいれた」

判決は無期懲役が決定されています。

君野康弘の生い立ち~両親の失踪と祖母

1966年11月大阪で誕生した君野康弘は両親が彼が
2歳から3歳で離婚した事がきっかけとなり、それ以降は
大阪に残って働く父親の代わりに父の祖母が彼を育てる
事となる。

その為小学校進学前には鹿児島県南九州市川辺町の
父の実家で祖母と二人暮らす事となる。

祖母は君野康弘を溺愛し、たいそう可愛がって
育てられたようだが事件以降この地元住民で君野
祖母と本人を知る人からは孤立無援の寂しい境遇
だったと証言されている。

彼はこの地で高校を卒業するまで祖母と二人暮らしで
住んでいる。

高校時代の同級生は真面目で大人しくトラブルも
聞いた事が無い。
と一様に印象を語っている。

ただ親の愛情を注がれて育った子供ではなく、やはり
孤独に育っていたという環境は否めなかったようだ。

何が気野を豹変させたのか?

君野康弘の酒癖の悪さは父親譲り

県立鹿児島水産高校を卒業後は60年の9月から
宮崎県の陸上自衛隊に所属するも1年~2年で退官。

その後は鹿児島県、熊本県で食品工業やパン工場に
風俗店の客引きなどありとあらゆる仕事をするも
なかなか定職に就くことが出来ずどれも長続き
しなかった。

平成4年に祖母が亡くなり、線香をあげに帰郷するも
その後も点々と広島、東京、大阪、神戸市内と移り住み
当時風俗店で一緒に働いてきた同僚は酒を飲むたびに
君野康弘が言う

『人生どげんでもいい』と声を荒げて豹変したという。

ちなみに君野の父親も酒を飲むと豹変して良く暴れて
大声を上げるような人物だったらしい。

また30代半ばで一度は結婚して娘も一人もうけた
らしいがすぐ離婚。

こうした各地を転々とした生活を続けながら神戸市に
住みついたのは平成20年で25年くらいに長田区へ
移り住んでいたのでは~と言われている。

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君野康弘の奇行の数々

ただこの辺りではかなり精神状態にも異常をきたして
いたのか近隣住民との間でも要注意人物として度々
トラブルが絶えなかったと言われている。

パンツ一丁でうろうろして、ぶつかった男性には
『俺は山口組とパイプがある』

こういい張って周囲を威嚇するような一面も
持ち合わせていた。

この頃になると毎日酒を飲み目があった周辺住民には
『こっち見るな。殺すぞ』と言い口論になる事も

彼の中の人格はこの頃から破壊寸前だったのか
それとも既に壊れていたのか・・・

路上に寝転んだり、部屋のベランダから大声で叫んだり
女児を追いかけまわすなどの奇行が目立つようになる。

兵庫県警への電話で25年8月以降に君野康弘が110番
通報した回数は260回。

しかも内容は意味不明のものが多くプロ野球の結果を
聞くような内容の電話もあったという・・・

結果からすると壊れていたのでしょう。

そうでないとあの残忍な行為が出来るはずもない・・・

それにしてもこれだけの奇行の数々、既に危険信号の
領域を超えた奇行だったのに事件を止める事は誰にも
出来なかった・・・

それが一番悔やまれて仕方ありません・・・

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おわりに

生い立ちが決して幸福だったとは言い難い君野康弘ですがどんな環境であったとしても彼のしたことは決して許される事ではありません。全く罪の内女児生田美玲ちゃんが壊れた君野康弘に出会ってしまった不遇の運命と恐怖と無念さを思うといたたまれません。わずか6歳でこの世を去った彼女のご冥福を祈るばかりです。

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