連れ子とは言え5歳の女児を虐待死させたとして
逮捕された船戸雄大とその妻優里。
その事件の流れや虐待について、また船戸雄大の
生い立ちから家族仲に職場での顔は社交的
な良いやつだったと評判だった船戸雄大のこれまでの
生い立ちや経歴など調べてみました。
船戸雄大の5歳女児虐待死事件
東京都目黒区東で起きてしまった事件のため
「目黒5歳女児虐待死事件」とも称され、概要としては
父親の船戸雄大が、当時5歳だった船戸結愛ちゃんに
殴るけるの暴行を繰り返し、その末に幼い命を
散らせてしまった事件です。
家族構成としては父親船戸雄大、母船戸優里、子供は
被害に遭った結愛ちゃんと、もう一人長男になる1歳の
息子の4人家族です。
妻の船戸優里は再婚であり、この結愛ちゃんは
その連れ子だとの事です。
船戸雄大とは血がつながっていない義理の娘と
いう事になりますね。
長男が生まれてから虐待が始まったらしく
血がつながっていない事も結愛ちゃん虐待の
理由の一つと見る声も多いです。
事件の流れを追ってみると
2016年9月の長男誕生から虐待が始める。
2016年12月、2017年3月に結愛ちゃんは
当時住んでいた香川県善通寺市で長時間
屋外放置されていたところ、通りかかった
警察官に発見され、一時保護されていました。
この時に船戸雄大は「しつけの一環で手をあげた」
と供述しており、県警も船戸雄大を傷害容疑で2度
書類送検していますが、どちらも不起訴だったようです。
この時の警察の対応が悔やまれます・・・
その後7月には保護から自宅に戻ってきたようです。
18年1月に船戸家は東京都目黒区へ転居しています。
この時に2年前から虐待を感じていた香川県の
児童相談所と、転居先の品川児童相談所の間で
虐待情報も引継ぎをされたようですが、品川
児童相談所は「虐待のリスクは高くない」と
判断し、転居から死亡の約40日間、結愛ちゃんの
姿を一度も確認していませんでした。
この頃の結愛ちゃんの食事は、朝食にスープ1杯
昼食を茶碗3分の1のご飯、夜は茶碗半分程度しか
貰えなかったとか…
2018年2月に品川児童相談所の職員が
訪問していますが、結愛ちゃんとは
会えなかったそうです。
また同月、小学校入学説明会のために
関係職員が訪ねても、やはり結愛ちゃんには
会えなかったとか。
2018年3月2日、搬送先の病院で結愛ちゃんが
亡くなってしまいます。
死因は、低栄養状態や免疫低下で引き起こされた
肺炎による敗血症とのことです。
顔や身体には殴られた跡があり、免疫に関わる
臓器の「胸腺」が委縮し、その重さも同年代の
5分の1程度だったそうです。
また自力で動けないほど衰弱していて
オムツをつけていたとか。
2018年3月に船戸雄大が傷害容疑で逮捕、続いて
2018年6月には船戸雄大と妻の優里が保護責任者
遺棄致死の疑いで逮捕されました。
2018年6月に、保護責任者遺棄致死罪で船戸雄大を
傷害罪で追起訴、船戸優里も起訴されました。
また亡くなるまでの数日間はバナナと飲み物程度しか
与えられていなかったことが確認されています。
船戸雄大の犯行動機として取り調べに対して
「勉強するように言ったら『はい』と言ったのに
部屋を見たら寝ていたので暴行した」
などと話していたようです。
暴行虐待にさらされていた結愛ちゃんが大学ノートに
綴った反省文のような文章が見つかっています。
原文のまま、それをご紹介します。
「パパとママにいわれなくてもしっかりとじふんからもっともっときょうよりかあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるしてくださいおねがいしますほんとうにおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできなかったこと これまでまいにちやっていたことをなおす これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだから もうぜったいやらないからね ぜったいやくそくします 」
…我が子をこれほど追い詰めても
「しつけの一環」と言い張れるのは
どうかしてるとしか思えません。
両親の責任はもちろんのこと、児童相談所などの
行政側でも何とかならなかったのかという声も大きいです。
船戸雄大の生い立ち~自身も家族から虐待を?
船戸雄大の生い立ち関係については、詳しい
事が解っていません。
しかし虐待を受けて来た人間は、自分より
弱い存在を虐待する傾向がみられる、という
話もあります。
子供が自分の受けた虐待行為を、自分よりも
小さな存在(多くは小動物や虫など)に対して
行動的に再現する事がある、というものですね。
また虐待を受けた経験から、衝動的であったり
過敏行動的、反抗的、破壊的な行動が多くなり
情愛、自尊心、相手に対する尊敬心や責任感等
他人に対して思いやる気持ちが欠如することも
あるのだとか。
可能性としては、船戸雄大も虐待か、それに近い
教育状況に置かれていたのか、それとも小中学校等の
少年期に何かそれに近い出来事を経験したのかもしれません。
また、妻の優里は取り調べに対して
「自分の立場が危うくなるのを恐れ、夫に従い見て見ぬふりをした」
と話している事から、妻にも手をあげたか
手をあげかけた事もあったのかもしれません。
それにしてもこの母親の優里容疑者も頭は普通
だったのでしょうか・・・
恐らく正常な頭ではないでしょうね。
同じ同性としてもこの供述にはムカムカしてきます。
しかし母親なら子供を守る行動をとるものでは
ないのかな、と思ってしまいますが…それ以上に
身の危険を感じたのでしょうか…
船戸雄大の出身高校や職場の評判
船戸雄大の出身地や出身校等の学歴などは
情報として出回っていないようです。
解っているのは、2016年4月から、香川県
三豊市にある冷凍食品会社に入社し、そこでは
パソコンなどのシステム関係を担当しており
仕事は出来るのか、早い段階で主任にまで
昇進していたようです。
会社の元同僚によれば
「明るく社交的でみんなに好かれる人」
「本人は”手がかかるけど家事を分担して妻を助けて行かないと”と嬉しそうに話していた」
など、外面は良かったようです。
2018年3月の家宅捜査の際に、船戸雄大の
バッグから乾燥大麻数グラムが入った袋と
指定薬物を含む液体数ミリグラム入りのビンも
見つかっています。
自身で使用したのかどうかの情報はまだ
報じられていないようですが、どちらにしろ
表裏がある人物だったようですね…。
おわりに
結愛ちゃんの反省文を読んだ時に胸が締め付けられるほど衝撃でした。この結愛ちゃんの残されたメモを読んだ警察も涙しながら読み上げたとの事。そしてやはり、もう少し周りも気づけなかったのかとも思います。今現在も黙秘を続けていると言われる船戸雄大容疑者には正直こんな鬼畜の行為を平然と行う男です。死刑などでは済まされてはいけないと思うのは私だけでようか?「子供は親を選べない」などという言葉が思い出される事件なんか、もう起きませんように…結愛ちゃんのご冥福をお祈りしつつ一刻も早く生まれ変わり今度こそ全てを捧げて愛情を注いでくれる両親の元生まれますように~そう願うばかりです。
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