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徳勝もなみ佐世保女子高生殺害事件の生い立ち~家庭崩壊のレクイレム

徳勝もなみアイキャッチ 事件

現役女子高生の猟奇的な殺人事件として当時かなり話題となった佐世保高1殺害事件の容疑者徳勝もなみ。

しかもターゲットは仲の良かった友人を殺して解体するという残虐事件を起こした徳勝もなみ。

元々サイコパス性を持っていて、それが母親の他界と父親の再婚で爆発したようです。

事件の前から見られていた徳勝もなみの異常行動や生い立ちなど調べてみました。

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佐世保女子高生殺害事件とは~

 

佐世保女子高生殺害事件とは、2014年に長崎県佐世保市で起こった殺人事件です。

 
被害者も加害者も女子高校生でありながら殺害後に切り刻むなど非常に残虐である事件として世間を騒がせました。

殺人容疑で逮捕されたのが被害者同級生の女子高校生、徳勝もなみでした。

 
徳勝もなみの供述によれば、被害者の後頭部を工具で服数回殴り、犬のリードで首を絞め殺害しています。

被害者の死因は頸部圧迫による窒息死とのこと。

 
また遺体は、頭と左手首が切断されており胴体部分にも刃物で切ったとみられる複数の傷があったそうです。

徳勝もなみは、殺害後に居服を着替えて身体を洗うなどの証拠隠滅と疑われる行為や、自分のスマートフォンをマンション5階から投げ捨てる
という行為も見られていたようです。

 
帰宅しない被害者を心配した家族が捜索願を提出し徳勝もなみのマンションにも警官が訪れますが「知らない」と答えたようです。

しかしその言動を不審に思った警察官が室内に入り、ベッドの上で仰向け状態の遺体と、切断された頭部と左手首を発見したとのこと。

室内からは、のこぎりやハンマーなどの工具が発見され徳勝もなみは「自分で買った」と供述しているようです。

また、犯行の動機としては

「体の中をみたかった」

「人を殺して解体してみたかった」

などと供述し、取り調べ対して犯行を説明する時も

「殴ってから首を絞めた。すべて私が一人でやりました。誰でも良かった」

と、淡々と語り、反省の様子は見られなかったとの事です。

長崎地検は精神鑑定を検討し、佐世保簡易裁判所が、精神鑑定留置を認めたと報道されました。 

被害者の女子生徒と徳勝もなみは仲の良い友人同士で同じ中学校出身で高校でもクラスメイトだったそうです。

被害者女子生徒のあだ名の名付け親が徳勝もなみだったなど仲の良さが伺えるエピソードもあるようです。

被害者がとにかく気の毒過ぎる事件です・・・

徳勝もなみの生い立ち~母の死まで

 

父親は大手弁護士事務所を経営する弁護士であり不動産でも財を成し、大変な資産家であったと
いいます。

母親も東京大学の出身で、長崎県スケート連盟会長であり佐世保教育委員を務め、大変教育熱心だったといわれています。

 
徳勝もなみには5歳上の兄も居て、二人ともとても優秀で、徳勝もなみも検事を目標に東大を目指していたのだとか。

 
兄は早稲田大学法学部に進学したようです。

この事件が報道された後に、兄は全く関係ないと思われるのですが、名前まで出回っていたようです。

ネット社会にありがちな飛び火と言えますが、本来未成年容疑者である徳勝もなみについてもネット社会だからこそ名前が簡単に出回っているとも言えます。

諸刃の剣という感じがしますね…。

 
徳勝もなみは幼い頃から生き物を殺〇て中を見てみたいという欲求が強かったといいます。

しかし母親を慕い、飼っていた犬も可愛がっていたとのことで、周りからのコメントとして見つかるものとしては

「あまり笑わない子だった」

「急に泣き出すことがあった」

「自分の事を『僕』と呼んでいた」

「お母さんが好きで一緒に犬の散歩をする姿が良く見られた」

など、特筆する程変わった評判では無かったようです。

しかし慕っていた母親は、徳勝もなみが中学生の頃に、癌の為に他界してしまいます。

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徳勝もなみの異常行動

 

徳勝もなみの異常行動として、大きく報道される事はありませんでしたが、徳勝もなみが小学生の頃給食に水道水で薄めた塩素系液体漂白剤を混入させたことがあり、その事件をきっかけに登校しなくなったそうです。

でも、当時まだ存命だった母親は関係者に土下座しんばかりに謝って回ったと言われています。

父親が弁護士だったこともあってか当時は報道も警察沙汰にもならずに処理されたようです。

 
それから中学生の頃には小動物の解剖に夢中になっているという噂も広まり、少し浮いた感じになっていたとも言われています。

当時の同級生だった男子生徒が彼女の口からきいた言葉らしいです。

『ネコの目って知ってる?コロコロしてるんだ~』

こういうもなみに、男子生徒が「なぜそんな事知っている」と聞く。

その問いにもなみは

『ネコの首を掴んで、目をえぐって取った。足をナイフで切ろうとしたが、なかなか切れんかった』

この回答に表情一つ変えずに答えたと言われています・・

完全にこの時から壊れていたのでしょう・・・

既にモンスターの片鱗が相当異様な行動によって表れていたのに、優秀な子供故、そして我が子可愛さ故、

「うちの子に限って~」と見過ごしてしまったのか・・・

これらの言動をかなり仲の良かった母親であれば気が付いていただろうに・・・悔やまれてなりません。

小動物の解剖とか目をク〇抜くとか強烈にあり得ない行動ですよね・・・

通常であれば学校の授業でやってみろと言われても戸惑うレベルの行動です。

てかむしろ出来ませんが。汗

お金くれても出来ないレベルです・・・

徳勝もなみの父の再婚が最後の決め手に?

そんな元々不安定な精神状態かつ、異常性を秘めた状態の徳勝もなみに襲ったのが家庭環境の大変化です。

 
母親の他界から1年も経たないうちに、父親は婚活パーティーで知り合った20歳年下の30代女性と結婚し、しかもその女性は既に妊娠していたとのこと。

 
この頃から徳勝もなみと父親との関係が崩れ始めます。

 ある日、徳勝もなみは野球バットで父親に殴りかかり父親は大けがを負います。

命には別条有りませんでした。
 

その後、自宅ベランダでバラバラにされた猫の死体が発見されます。

これが徳勝もなみの犯行だと分かった父親は精神科に通わせます。

 
精神科で繰り返し行われた入念な精神テストによる結果は

「このままでは人を殺しかねない」
 
というものでした。この時の精神科医は、児童相談所に徳勝もなみのサイコパス性をきちんと告知しています。

しかし佐世保市は迅速に対応しませんでした。

 
徳勝もなみの父親の再婚相手の女性は、噂では元妻が他界直後に交際していた女性だとの話もあります。

 
そして徳勝もなみとの父親、継母両方ともの親子関係が上手くいかず、同じマンションで徳勝もなみは一人暮らしをしていた状況だったとか。

 
昔からサイコパス性を持っていた事に加え、慕っていた母親が亡くなったショックで精神状態がギリギリだったところへその母親を忘れ、1年も経たないうちに再婚相手を連れて来る父親に対して、抑えて来たサイコパス性が爆発してしまったのではないかと思われますよね。

 
もちろんだからと言って許されるレベルの行為では無いですが、仲の良かった同級生を殺して解体するという猟奇的な行動を取らせる引き金を引いてしまった要因ではあるのでしょう…。

 
しかしこの事件後、父親も自殺で亡くなってしまっています。

事件の責任を感じての自殺であるのかもしれませんが無責任な自殺だとも評される事もありました。

 
徳勝もなみは、自殺した父親の遺体と対面した時も顔色一つ変えず、無表情だったそうです。

 
優秀だった子供のはずが、抑えていたサイコパス性の爆発から、父親の遺体を見ても表情が変わらないほど心が壊れてしまった、という事でしょうか。

でもじっくりと調べたこの上記にも記しましたが幾つかの可笑しな、もなみからのモンスターサインは既に早くから出ていたと思うのですが・・・

そもそもまだ母親健在の小学生の頃に充分普通でない行動が出始めています。

『給食に水道水で薄めた塩素系液体漂白剤を混入』

こんな事は通常の精神構造ではやらない行為です。

わが子を庇い両親が学校に乗り込んだとありましたがこの頃にしっかり両親が対応していたら~

優秀な子供だけに『うちの子に限って~』と見過ごしてしまったのでしょうね・・・

親の責任が大きいと思います。汗

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おわりに

こういう事件で必ず思う事「何であそこのタイミングで対応できなかったんだ」という気持ちが抑えられないですね…。仲の良かった友人に突然殺される事になるなんて、言葉が無いほど非情な、残酷な事です。二度とこんな事が起きないように、周りも注視と即対応を心掛けたいですね。もなみの友人だった被害者女子高生のご冥福をお祈りするばかりです。


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