端本悟の生い立ち~平凡だった家族と母の制止を振り払った悲運の男

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端本悟アイキャッチ

残るオウム真理教の死刑因として執行を待つ身の
端本悟死刑因。

オウム死刑確定囚の一人端本悟は、元々は
平凡な家庭で育ったようです。

その正義感の強さから友人を助けようとして
自身がとらわれることになった悲運の男だと
いわれています。

最後は家族や母親の制止も振り払いオウムに
入信した彼が辿った運命は死刑因となった今
何を思っているのでしょう。

生い立ちから家族の悲運を追ってみようと思います。

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端本悟のガフヴァ・ラティーリヤとして~

 

端本悟は、元オウム真理教の信徒で、ホーリーネームは
「ガフヴァ・ラティーリヤ」とされている人物です。

坂本弁護士一家殺害事件と、松本サリン事件の
実行犯の一人です。

 
教団が省庁制採用後は「自治省」のメンバーとして
活動していたようです。

 
1989年からオウム広島支部で出版物の営業などに
従事していたとのことで、教団が真理党として
選挙出馬した時には選挙活動の特別班「ふくろう部隊」
に抜擢されたようです。

 
特別班「ふくろう部隊」が何をしていたかと言えば
夜中に上下黒のジャージを着て敵対候補のポスターを
剥がすなどをしていたという話です。

 
教団内での武道大会の空手部門で優勝し、選挙特別班から
麻原彰晃を警護する警備班へ入ることになったようです。

この警備班が後に「自治省」となるみたいですね。

 

端本悟の生い立ち~平凡は新聞販売店の家族として

 

端本悟は、1967年の東京都に生まれます。

両親は新聞販売店を営んでおり、端本は
一人っ子として反抗期も無く育ったといいます。

 
東京都立狛江高等学校を卒業後は一浪を経て
早稲田大学法学部に入学、弁護士や青年海外
協力隊を夢見る正義感のある若者だったようですね。

空手サークルに入って部長を務め、空手道場にも
通い、周りからは「無骨者」として見られていたそうです。

端本悟母の必死に制止振り払い地獄へと向かう

 

1988年春に、オウム真理教に入信した高校時代の
友人を脱会させるの為に説得したり話し合ったり

その友人の様子を見るためにオウムのセミナーに
参加したのがオウムとの最初の出会いだったそうです。

そのうちにあっという間に麻原彰晃の教えに
感化されてしまったとのこと。

 
ミイラ取りがミイラになるという言葉
そのまんまですね…。

 
同年7月には入信し、12月31日大晦日には大学を
3年で退学、両親の猛反対を振り切って出家して
しまいます。

 
家を出ていくときには正座して

「21年間幸せに育ててくれてありがとう。でも戦争を止めなきゃ」
 
と、母親に話し、見事にマインドコントロールされた
様子を見せたようです。

 
母親が心配のあまり大学に相談したようなのですが
取り乱した様子が酷かったのか、母親自身が心配
される事になったとか。

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端本悟は悲運の男

 

友人のオウム脱会を試みるという、元々強い
正義感を持っていたために起こした行動が基で
マインドコントロールを受けてしまった端本は
一部では悲運の男だという見られ方をしているようです。

どうもその後の活動も流されるままに行動し
最後まで自身の決断のような強い意志が
あったわけでもないと言われています。

 
坂本弁護士一家殺害事件の実行犯メンバーに
抜擢された理由も空手の腕前を買われての
事であったようで

「弁護士を殴り倒せ、あとはワシらでやる」
 
と、言われて参加したのだとか。

「殺しに加わるわけじゃない、殴るだけなんだ」

 
と自分に言い聞かせたと語っています。

いや殴るだけでも十分悪い事なのですが、そこらが
「無骨者」と言われる所以という事なのでしょうか。

 
また、変装用の服を買う機会で新宿に買い物に行った
際には、売り場の女性店員からデートに誘われる
所謂逆ナンパをされていたそうです。

 
そしてその時に

「このままデートに行って殺人から逃れようかな」
 
と、考えたそうですが、麻原の「他心通」、他人の
心を読む能力があると信じていたため、見通される
ことを恐れて結局逃げずに待ち合わせメンバーと
合流したそうです。

ここぞの場面でこの生真面目さ・・・

逃げればよかったものを・・・

そして坂本弁護士一家殺害事件に関与した後は、

「自分が殺人犯だと知れば母はどれだけ動揺するだろうか」

などの葛藤を抱えます。

その様子を見た麻原からは

「前世でお前はワシの息子だった」

 
という私たちから見れば全く根拠のない
フォローをされることになります。

 
しかし端本は、それに縋り

「あれはポア(救済)だった」

 
と自分の中で正当化する為の理由としたようです。

自分がただの殺人犯と認めたくない為に、より一層
教団から抜け出せなくなったようですね。

 
悲運の男と言うには、完全に自業自得の流れな気がします。

自身の意思をしっかり持っていればそんなことに
ならないという意見が大多数でしょう。

しかしその心の隙間に巧妙に入ってくるのが
オウムのマインドコントロール、洗脳という
事なのでしょうね…。

かかわってしまった人の悲運と言う他ないのかもしれません。

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おわりに

端本に関しては、勉強は出来たかもしれないけど、周りに流されやすい、猪突猛進無骨者ってイメージを強く感じますね。その根っこはきっと善良で素直な子だったのでしょうけれど、心に入り込んでくるマインドコントロールの恐ろしさを感じます…。彼自身は自業自得だと思わざるえませんが、彼の母親はじめ両親の気持ちを思うといたたまれません。とは言え被害者の方が一番悲運の人である事に変わりはなくご冥福を今は祈るよりありません。


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    • みい
    • 2018年 7月28日

    記事拝見しました。写真が端本さんでなく、元信徒の田口修二さんになっています。
    ヒステリックな記事の多い中、心にくるものがありました。ありがとうございます。

      • yui1205
      • 2018年 7月29日

      みい様
      コメントと端本悟さんの画像の間違いを教えてくださり
      ありがとうございました。
      只今、調べなおし正しい画像に張り替えておきました。
      今後共宜しくお願いします。

    • みい
    • 2018年 7月30日

    ありがとうございます。この事件は加害者も被害者側面がとても大きく、他の死刑事件とは明らかに違うと思います。彼等の生い立ちを見ていると、麻原との出会いさえなければ…と思い、痛ましい気持ちになります。そこは事件と切り離して考えないとまた同じことが起こるのではと思ってしまいます。