大西智博の生い立ち~家族や実家両親をバカにしたのが事件の始まり

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大西智博アイキャッチ

滋賀県彦根市で2018年4月に起きた警官射殺事件で
当時19歳だった元巡査大西智博容疑者が殺人罪で
逮捕され、初公判が2019年1月に行われました。

元巡査の名は大西智博の事件の背景にあった動機
には実家の両親をバカにされるという社会人には
見過ごせない壮絶なパワハラが原因にあったようです。

真面目で人となりも良い元野球球児の大西智博
容疑者の生い立ちや人物像から見えてくる事件の
背景を追いました。

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大西智博の警官射殺事件

2018年4月11日夜、滋賀県彦根市の河瀬駅前
交番内で、2発の銃声が響きました。

勤務中の井本光(あきら)警部が同僚の巡査に
撃たれて死亡、犯人の巡査は拳銃を持ったまま
逃走していることが別の署から駆け付けた警官に
より発覚し、周囲は騒然となりました。

巡査の名前は大西智博といい、赴任したばかりの
当時19歳の新人警察官でした。

凶行に使われた拳銃は警察から支給されたもので
大西智博容疑者は事務作業をしていた井本警部の
後ろから頭と背中を撃ち、すぐに施錠した上で交番の
パトカーに乗って逃げました。

その後近くのコンビニで現金50万円を下ろし、さらに
逃走を続けます。

家族
動揺のせいか運転を誤り田んぼに突っ込み、パトカーを
捨てて徒歩で移動中に発見され、逮捕となりました。

銃弾の残っていた拳銃は逃走途中に投げ捨てられていました。

取り調べで大西智博容疑者は、井本警部に罵倒されたの
で撃ったと供述しています。

しかし、防犯カメラにはそういったトラブルらしい
記録はなく、突然背後から発砲した映像だけが残って
いました。

警察官が勤務中に同僚を射殺する事件は国内において
初めてのことで世間を騒然とさせる事件となりました。

大西智博の生い立ち~野球球児として

大西智博容疑者は、学生時代はずっと野球
明け暮れていた球児だったそうです。

出身地の滋賀県大津市堅田中学校を卒業すると
県立安曇川高校へと進学します。

野球部に所属し、3年生の時には全国高校野球選手権
滋賀大会ではレギュラーで出場しています。

ポジションはライトで、ベスト16まで勝ち進みましたが
その年の甲子園出場校の近江高校に敗れています。

将来は警察官になるのが夢だったそうです。

高校の先生からは大学へ行って野球を続けることを
勧められていましたが、どうしても警察官になりたいと
進学はせず警官採用試験を受けました。

難関の試験を突破し、見事合格した際には先生や
部活の監督も一緒に喜んだそうです。

警察官に採用されると、全寮制の警察学校へと
入校しなければなりません。

体力的にも精神的にも相当キツイ訓練が毎日続き
約10ヶ月後に晴れて警察官として各地に配属されます。

大西智博容疑者は2018年1月に警察学校を終え
事件現場となった河瀬駅前交番へは3月26日に
配属になったばかりでした。

事件までの僅か半月の間に一体、これ程真面目で
好青年だと言われた19歳の未来ある青年に何が
あったのでしょうか・・・

本当事件まで僅か半月あまりです・・・

野球部の厳しい指導や、これまた厳しい警察学校での
訓練にも耐えてきた大西智博容疑者が、なぜ数回一緒に
勤務しただけの上司にキレてしまったのでしょうか。

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大西智博の人物像と評判

安曇川高校の同級生によると、大西智博容疑者は
明るいキャラクターでクラスの盛り上げ役だった
そうです。

誰も怒った姿を見たことがないほど温厚な
性格でもありました。

野球部でも面倒見がよく、後輩からも慕われて
いました。

厳しい練習にも毎日参加していた真面目な
生徒でした。

卒業文集には、人が見ていないところでも常に
努力する大切さを綴っており、根っからの
生真面目さが見てとれます。

事件発覚後も、同級生や先生は大西容疑者が
事件に、関わっていると知ると当然のように
被害者として捉えた人が大半だったそうです。

それ程彼が加害者だったことが周囲の人からは
信じられないと声を揃えるほどでした。

警察学校でも訓練にしっかり参加し、成績や
配属後の勤務態度にも特に問題はなかったそうです。

しかし事件の数日前に大西智博容疑者は自分の母親に
「死にたい」と漏らしていました。

毎日上司から叱責され、自分には警察官として
生きる価値がないのではないかと思うように
なってしまったそうです。

夢だった憧れの警察官になれたものの、真面目さが
仇になって現実とのギャップに苦しんでいたのかも
しれません。

大西智博裁判で明らかになった両親への侮辱が事件へ

裁判員制度による公判が2019年1月に行われ
大西智博容疑者により事件の動機が少しずつ
語られました。

事件当初は井本警部に罵倒されたためと供述
していましたが、それだけではなかったようです。

勤務が一緒になるたびに書類を何度も書き直し
させられ睡眠時間を削り休日を返上してでも
被害者となった井本警部が納得いくまでやらされた
ことでストレスが蓄積していったそうです。

普通に考えれば社会人として厳しめの指導の一環だと
思われますが、真面目で不器用なところもあった
大西智博容疑者は、指導ではなく嫌がらせをされていると
思い込んでしまい、自分が警官に向いていないと思い
悩むようになってしまいました。

そんな中、井本警部に

「お前がアホなのは親がアホやから」

などと言われ、両親を侮辱されたと感じた
大西智博容疑者の心の糸が切れてしまいます。

この度が過ぎた井本警部の最後の言葉が引き金
となり、それまで鬱積していた我慢の糸が切れて
しまった大西容疑者は迷いなくは背後から拳銃を
撃つという暴挙に出てしまったようです。

この人さえいなければ・・・という気持ちだけに
突き動かされ、ストレスから心身耗弱の状態に陥り
正しい判断ができずに犯行に至ってしまったと
主張しました。

実際、被害者の井本警部の人となりは警部の職業とは
関係無い所では、とても評判の良い人物だったようですが
事勤務先の警察関係の同僚で尚且つ立場が下の人間は大西
容疑者と同じく酷い罵倒やイジメに近いパワハラを受けている
人物ばかり・・・・

直近では3人の後輩が心神喪失状態になったりウツに
なったりして警察官を辞めたり配属を変えてもらったり
と続いていた、いわゆる内部の問題人物でもあったと
言われています。

とは言え、死に値する程かと言われれば、気の毒だと
思いますが、やはり志高く野球球児だった一人の青年が
警察官を目指して真面目に勤務する中、尋常ではない
精神的イジメやパワハラに耐えかねての行動と思うと
大西容疑者ばかりを責められる事件でもない・・・

そう思ってしまいますね・・・

これからという将来があっただろう青年が、どれ程
思い込んで井本巡査を殺害したかと思うと・・・

立場を利用したパワハラも程度の差こそあれど、本当に
真面目な人物だったからこそ逆らえず自分の心に抱え
込んでしまったのかもしれません。

しかも自分ならず、尊敬していただろう両親の事まで
罵倒したとの事・・・

井本警部の家族にも同情しますが、個人的には大西
警部の両親や家族にも心から同情してしまわざる得ない
事件だとも思います。

直近の裁判では、警察官という立場にも関わらず
拳銃で殺人を犯し、社会に大きな影響を与えた点を
厳しく非難され、検察側は懲役25年を求刑しています。

25年はちょっと正直厳しすぎるのではないかと
思いますがみなさん如何でしょうか・・・・・

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わずか5日間で彼を強行へと駆り立てたモノとは?
井本光の家族は今?明かされた裏の顔がパワハラ内容に性格や評判は

おわりに

大西智博容疑者がやってしまったことは到底許されることではありませんが、背景には真面目な性格や両親思いの一面も深く関わっていたように思います。
しかも井本警部の評判やそれ以前の後輩の相次ぐ辞任や心神喪失などの状況を見てももう少し量刑を考えてあげて欲しいと切に願うばかりです。大西容疑者は現在20歳です。まだまだ将来がある若者である事と、いくらでもやり直しがきく年齢である事を考慮して裁判の結果を受け入れ、罪をしっかりと償っていって欲しいと願います。


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