48年ぶりに冤罪の可能性が濃厚として釈放された袴田巌さん。
袴田事件の真犯人とは、兼ねてより疑惑が濃厚だった一家殺害の中、ただ一人生き残った被害者家族の長女橋本昌子と水面下で言われていました。
当時の長女と家族との関係や、その夫や市川正三の噂など、袴田事件が未だに冤罪と言われる理由や真犯人の真相、長女の最期までを追ってみようと思います
袴田事件の概要
一家4人が惨殺されたこの事件は複数の証拠から長い間、袴田巌さんが犯人だと思われてきました。
しかし確実に犯人だと言える証拠はなく、2014年3月29日には再審の為、釈放されています。
袴田事件は1966年昭和41年6月30日に静岡県清水市にある、みそ製造会社「こがね味噌」の専務宅で発生した殺害放火事件です。
当時「有限会社王こがね味噌橋本藤作商店」の専務41歳、妻38歳 次女17歳、長男14歳の家族4人が自宅が放火され刺殺された殺人事件として報道されました。
この事件で亡くなった専務一家4人の遺体には刃物を用いたと思われる十数ヵ所の傷と頭部に銃痕があり、特に母親と次女の遺体損傷は異常なレベルの刺殺状態での殺害が当時も話題となった事件でした。
当時の検察はこの会社で働いていた元プロボクサーの袴田巌さんを犯人と断定。
理由は事件現場に残っていた血痕の付いたシャツが当時から女性物である事は明らかだったのに、彼のものであると断定。
このように犯行着衣と言われたズボンが、まるでサイズが合わないにも関わらず、犯人証拠として死刑判決を出します。
そこから事件で使用されたとみられる混合油の成分が発見されたことなどを理由として、袴田巌さんを犯人に仕立てた昭和最大の冤罪事件として現在も特別控訴審として争われています。
ただ当時から、かなりの確率で冤罪と言われながらも司法の闇に包まれて当時30歳だった元容疑者袴田巌氏はその後48年に渡り東京拘置所に収監されていました。
何度かの再審でDNA鑑定を行った結果、犯人認定の決めてとなった血痕付きのシャツは、袴田さんのDNAと一致せず、静岡地裁は再審請求を認めることになります。
実際、袴田さんが犯人だという直接の証拠は長時間に及んだ取り調べの際に
「息子と母親と暮らすために金がほしくやった」
という自白を録音したテープしかありませんでした。
それに前述しましたがもし金目当てなら母親と次女の遺体の状態も他の二人と変わらなかったはずです。
本人は犯人だと疑われてからずっと否定し続けていたにも関わらず、重要な証拠がないところを考えると犯人と決め付けるには到底無理がある状態だったと言えます。
袴田事件の異常な自白までの経緯
当時、最終的な死刑判決の決めてとなった容疑者として静岡県警に身柄を束縛されていた袴田巌さんの事情聴取は尋常ではないレベルの事情聴取だったと言われています。
冤罪を助長した事件として話題になっている未解決事件ですが、当時の静岡県警は冤罪の宝庫と言われる程の、強引な事情聴取で有名だったことが後に分かっています。
容疑者として逮捕された袴田巌さんは事件現場管轄の静岡県警に身柄を拘束され、その後、苛酷な取り調べで自白を強要された事が話題になります。
当時、静岡県警には、何件もの冤罪を作りあげた事で悪名高い、静岡県警の紅林麻雄警部(くればやしあさお)の多大なる影響を受けていた後輩らが袴田巌氏の取り調べを行っています。
その取り調べ内容は、尋常ではないレベルの数々で
・炎天下で平均12時間、最長17時間
・排泄行為を取り調べ室に
便器を持ち込み取り調べ官の前で垂れ流しにさせる。
・僅かな睡眠時間も泥酔者の隣の部屋に収容
・泥酔者にワザと大きな声を出させるなど安眠を妨げる行為を扇動
・事件当初、取調官3名だったのが拘留期限前には10名に増員
これらの取調官の違法行為によって拘留期限3日前に袴田巌は自白を認めています。
僅かな睡眠時にも、わざと泥酔者の隣の房に収容させた上で、わざと大声で叫ばせたり奇声をあげさせたりの工作をしたことが分かっています。
その上、勾留期限が迫ってくると、更に苛酷な取り調べをしいて、昼夜を問わず、睡眠させず、殴る蹴るの暴行を与えたといいます。
その壮絶さは水も与えず当初3~4人が袴田巌の担当取り調べ員でしたが最終的には、冤罪専門と言われた紅林麻雄の取り巻きによって10名程に動員して、袴田巌から強引に自供を取っています。
ここまで苛酷な取り調べを受けながら、袴田巌が自供したのは拘留期限のギリギリ3日前でした。
当然、尋常では無いレベルの暴行と意識朦朧の中での自供であったためその後、自らの命を守る為の自供であった事を主張しています。
袴田巌さんはその後、四半世紀に渡り裁判で無実を訴えてきた末の冤罪として釈放されています。
2014年3月27日静岡地方裁判所は再審開始を決定。
「これ以上、拘置を続けることは、耐え難いほどの正義に反する」
この裁判長の判断によって、48年ぶりに袴田巌さんは釈放されました。
逮捕当時30歳だった袴田巌氏は釈放されたとき78歳の高齢になっているにも関わらず、その壮絶な取り調べによる拷問と長年の独房生活から自身の年齢を23歳だと思い込んでいる程、精神的な心身のダメージを強く受けていました。
最終的には2018年6月に高裁は静岡地裁の再審決定を覆し再審開始を認めないと言う発表を行っています。
現在、最高裁で審理が続いています。
袴田事件の真犯人は橋本昌子(長女)が定説!
では事件の真犯人は誰なのか?
と当然袴田巌氏が警察や裁判官によって冤罪として長年拘留されていたとしたら誰が真犯人なのでしょう。
そこで浮上しているのが、元々根強く疑惑の残っていた殺害家族の長女であった橋本昌子だといいわれていました。
袴田さんか再審の為、釈放された翌日に被害者一家の長女である橋本昌子さんが自宅で死亡しているのが見つかります。
警察は病死と断定していますが噂では自殺と言われています。
橋本さんは以前、袴田さんが犯人だと違いないと話していたそうで、自分の家族を殺したと思われる人物が保釈された事によってギリギリの精神状態が崩壊した可能性もあります。
ところが被害者であるはずの橋本さん自身が事件の犯人だという噂もあります。
これは一体どういうことなのでしょう!?
順を追って説明しますと彼女が高校2年生の時に、実家の会社で働く従業員と恋に落ち、徐々に学校に通わず最終的には中退します。
これを知った家族は彼女を厳しく叱りますが自分の気持ちを諦めきれない彼女は、自らの行いの正統性を主張。
改善の見られないことを知った家族は彼女を勘当します。
その時に駆け落ち同然で家を出て、その交際相手であり事件当時は既に夫となっていた男がヤクザだったといわれています。
橋本昌子は当時19歳、既に実家から勘当されていたのに事件当日は、たまたま帰郷しており、別棟の祖父の家で寝ていたそうです。
橋本昌子の父親であり殺害された、専務は41歳母親は38歳でしたが、遺体の損傷は得に母親と妹の次女が酷く、顔に酷い刺殺痕があった事と、妹に関しては、刺殺後2度焼きされての死亡だったといわれています。
当時の次女17歳と長男14歳の年齢から、事件当日も殺害現場である自宅に出入りしていた家庭教師の証言によると、長女は家族に、のけ者にされていたとの証言がありました。
この事からも、味噌製造会社専務の娘で被害者一家の唯一の生き残りである長女には、多額の遺産を手に入れる為の犯行動機があったとも言えます。
それ故に、ヤクザな夫と共に犯行に及んだという噂が当時からあったそうです。
そして家族4人の殺害から見て、尋常では無い怨恨を持って挑んだ事件にしても、とても女性1人で実行できる犯行ではない、といわれていました。
ただ現場検証と犯人逮捕につながった袴田巌の血痕の付いた上下のパジャマも、袴田巌自身が履けるサイズではありませんでした。
そうした状況証拠からも、この事件の真犯人は長女とその夫周辺のヤクザ絡みの事件ではと噂されていたそうです。
確実な証拠が出ていない以上、絶対とは言えないものの現場検証と母と妹への無残な顔への刺殺痕からみて、激しい憎悪をもって殺害した事は明らかであると想像できます。
そして、長年冤罪を訴えながら、ようやく48年ぶりに釈放となった袴田巌氏が釈放されると大々的にニュースされ釈放されます。
その翌日に長女が死亡(自殺)の経緯から見ても、いずれ自分に真犯人としての疑惑が浮上することを恐れ、自殺や長女に事件の真相を話されたら困る関係者(ヤクザ夫含む)の仕業と考えられるのではないでしょうか。
袴田巌2014年3月29日釈放
橋本昌子 同年3月28日死亡(享年67歳)
偶然が重らないとは言えませんが、あまりにも奇遇なこの死亡時期が、また不気味です。
袴田事件で冤罪釈放から長女死亡まで
一家4人を殺害したとして死刑判決を受けた袴田さんは長い間「自分は犯人ではない」と何度も主張してきました。
それにも関わらず~当時の警察は不確実な証拠を参考に彼が犯人であると決め付けます。
一番有力な情報といえば取り調べでの自白ですが、平均すると1日12時間にも及ぶ長時間の取り調べが実行されていました。
「なんで殺さなきゃならない。何かでっち上げがある」
と断固として犯行を否定していた袴田さんが、金銭目的の犯行だと自白したのには何か裏がありそうです。
警察側が取り調べで強引に犯人にしようとしたのかは分かりません。
しかし有力な証拠がないなかで逮捕に踏み切り1966年から2014年に釈放されるまでの長期に渡り、刑務所に収監されてきました。
ですのでこれは冤罪かという噂が飛び交っていても不思議ではありません。
橋本昌子と市川正三(ヤクザ)の噂
最後に被害者宅に出入りしていた金融ブローカーである市川正三が犯人だとする説も紹介します。
金融ブローカーとして働く前は地元の清水一家に入るヤクザと言われていた市川正三は小金味噌屋には何度か運転手として同行した過去があったそうです。
当初から相当酒癖が悪く、酔うと周囲に、この小金味噌屋の話を自慢していたとの事です。
袴田事件の犯人だという噂もある市川氏は実は事件後に飛び降り自殺をしていたと囁かれています。
しかしヤクザと関係があり自殺したと言われるビルから突き落とされて死亡したとも言われたり、と何とも闇深い話ばかりが聞こえます。
家族から勘当を言い渡された長女の橋本昌子さんが遺産狙いで犯行に関わっていたなら、ヤクザと噂される夫との金銭関係で市川氏と何らかの関係があったのかもしれません。
事件日当日まで殺害された次女と長男の家庭教師として橋本家に出入りしていた人物が見た長女に対する家族からの疎外感は、他の人から見ても明らかだったのは確かなようです。
橋本一家を知る人物曰く、長女はデキのイイ次女の事を嫌っていたとの証言もあります。
冒頭でも紹介しましたが殺害された家族の中でも最も酷い損傷が次女の遺体だったと言われています。
いずれにせよ、もしかしたら関係あったかもしれない橋本正三も既にこの世を去っており、長女に関しても袴田巌さん釈放の翌日に謎の死を遂げる。
事件の解明にはほど遠いと言うのが真相なのかもしれません。
それにしても、この袴田事件で長きに渡って明らかとなった事は、警察や裁判官の稚拙な捏造が明らかとなった事件だと言わざるを得ません。
紅林麻雄の家族や息子に子孫は?不審死も当然な拷問王の冤罪の数々
袴田事件の冤罪の可能性まとめ
静岡県民なら誰もが冤罪だと思っているとまで言われる袴田事件の冤罪の疑惑が濃厚な理由をまとめます。
1:犯人確定として証拠物件として出た袴田巌さんの部屋で見つかった上下のパジャマは、どうみても女物で、当時から元ボクサーでか小柄だった袴田氏でさえ着用出来ないサイズだった。
その事実を分かっていながら、同証拠物権のサイズを捏造した事実が発覚。
2:殺害された橋本一家と隣家とは生活音が全て筒抜けと言われる程だったが、刺殺プラス橋本家全焼状態で物音が無かった事。
3:事件当日に、橋本家の殺害された次女と長男の家庭教師として2人が橋本家で目撃したと言う来客の(中年男性)を操作した形跡がなかった。
4:妹(1番損傷が激しかった)の遺体に誰が目視しても分かるレベルの傷(銃痕)が頭部にあったが無視。
袴田巌の殺害凶器がクリ小刀としていた為辻褄が合わず調査対象から外していたと言われている。
5:家族4人の刺殺と焼死体だったが、食べ終わったアイス8個があった。
6:長女はデキの良かった次女を嫌っていた。事件夜、長い旅行から帰り実家に寄った夜にたまたま家族4人が殺害された事。
7:この事件の自白調書を取った静岡県警の担当刑事は後に冤罪として4件もの証明された事件担当刑事紅林麻雄(くればやし あさお)だった事。彼は拷問王と言われる程無実の者から自白を引き出し証拠の数々をでっちあげた事で知られる悪名高い刑事だった。
8:袴田巌氏が48年ぶり釈放決定の前日、唯一の生存者であり真犯人と言われ続けていた長女が死亡の不思議。
この当時の事を知る刑事が事件の概要を告発したとき偽証罪で逮捕され精神鑑定して基地外扱いになっている。
事件当初から、相当に悪質極まりない事情聴取を取り強引に袴田巌を犯人にでっち上げた事件であると考えるには無理の無い材料が多すぎる事件だったことに違いはありません。
警察の闇を感じます。
紅林麻雄の家族や息子に子孫は?不審死も当然な拷問王の冤罪の数々
おわりに
複数の人物が犯人として疑われている袴田事件ですが、一時的とはいえ犯人と疑われた袴田さんの再審が認められたのは大きな進展だと思います。疑惑の第1人者でもあった橋本昌子さんと、市川正三さんも既にこの世にいない事から真犯人を証明することは、限りなく可能性が引くく感じてしまいます、それでも少しでも早い事件の解決を望んでいます。78歳と高齢でのやっとの冤罪疑惑で釈放された袴田巌さんの余生が少しでも安らかで意義のある人生となりますように。心より願うばかりです。
コメント
読ませていただきましたが、長女さんの可能は、恐ろしく低いですね。自殺する場合、罪の意識から遺書等で、詫びていくものだからです。長い間、間接直接に彼女は責められていたのでしょう。精神的にうつの状態になっていたと考えられます。袴田氏が釈放されて、次は自分の番だと考えて、発作的に自殺したと考えるのが、妥当でしょう。そう考えられる以上彼女が犯人である可能性はほぼありません。
長女さんは当日女友達との旅行から帰って来たのですよね。
そんな時に、こんな犯罪起こせますか。他の人間に実行を
任せるとしても、自分が旅行している間にさせるのが普通だよ。
こんな犯罪をしでかすのは反社会的組織くらいだろう。一家
四人を殺害するのは、世田谷のあの事件みたいに一人でも
可能だろうけれど。どちらも、アイスクリームの食べ残しが
絡むけど、袴田事件は8個も残っていたんだよね。
動機の解明が疎かだったのだろう。
静岡のバカ県警じゃなけりゃ良かったのに。
>すいません、バカ県警なのでついやってしまいました。
犯人より。
「自分の番」って何? 責められていた? 何に?
犯人だとされている袴田氏は収監されていたのに?
釈放された袴田氏に自分が殺害される番だとでも?
遺書を残さずに自殺する人はいくらでもいます。
他人に恨みがあって自殺する場合ならともかく、
自分の罪を解消するために自殺する場合には、
真実をうやむやにしつつ命を捨てることも
少なくありません。身内に迷惑をかけない
ようにとか、自分自身に泥がかぶらない様に
とかの理由で。
現場に残されたアイスクリームのふた8つ
(被害者は4人)というのが、一番の問題点。
指紋は残っていなかったのだろうか。
[…] 袴田事件の真犯人橋本昌子(長女)の定説!自殺と市川正三ヤクザの噂 […]
一部紛らわしい書き方になっていますが、
同時すでに紅林のクソはくたばっています。
冤罪に絡んだ警察や司法関係者
https://ameblo.jp/shizuokaheartnet1/entry-11827254074.html
こいつらの子孫は直接には判決に関係ないだろうが、冤罪で苦しんだ袴田さんの
御家族のことを考えれば、そんなクソ子孫は呪われて、断絶してしまった方が世
のためだと思う人も少なくないだろう。
この家庭教師ってのは、怪しくないの?
結局誰が犯人か。袴田さんでないことは確実だが、橋本昌子かどうかは諸説あり。ただ袴田さん釈放翌日に彼女が死んだ件で、やはり疑いはある。もう今年末で55になる私さえ産まれる前(姉でさえこの事件が起こった時は産まれて2ヵ月)の事件。解決はしないだろうが、袴田さんには元気でいてほしい。
非常に読み辛い。
句読点打つところがおかしくてどこで文が切れているのか分かりづらい。
橋本家に、、橋本家に、、無駄な繰り返しが多くて主語が分かりづらい
明らかだったのは、確かなようです
この表現もおかしい。他にも分かりづらい表現が多く理解するのに読み直しが必要。
他の記事も見たが誤字も多いし文法がおかしなところが多々ある。海外の方が書いているのだろうか?
物書きであれば推敲して書き直すべきところが多すぎる。
概要は分かったが見ていてイライラする文。
かなり憶測が先走った内容ですがわかる範囲で訂正しておきます
長女は「駆け落ち同然から偶然帰省」したわけではなく、祖父母の住む線路を隔てた離れに住んでいました。その日は名前もわかっている女友だちと宮島を旅行してきた帰りです。タクシーを降り、土産を渡しがてら母屋に立ち寄ったのです。
また、厳しい父親とは不仲でも母親とは親しかったようで、昼間はピアノを弾くなどして母屋で過ごしていました。
家庭教師が感じる「疎外感」そりゃ学生でもなく、母屋に住んでもいない長女とは疎遠で当然でしょう。
また、長女が交際していた従業員はヤクザではありません。高卒後入社し、一年で職場を離れた男性です。大人しく優しい人で終生ともにしたそうですよ。
市川正三なる人物と長女は無関係ではないのですか?そのあたり明言していないですが、一緒くたに書くことでまるで長女がヤクザ者と交際してその市川正三なるものと繋がってしまったとミスリードしていませんか?