佐川一政の生い立ち~父親は実業家でパリ人肉事件は佐川満男の洗脳か?

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佐川一政アイキャッチ

昭和の時代にあり得ない事件として世間とパリとを震撼させた事件パリ人肉事件の加害者佐川一政。

数ある冤罪の事件とは対極にある、この事件を起こした佐川一政と言う男の数奇な運命と実際の生い立ちや、それを支えた父や弟に叔父の佐川満男の関係を追って見ようと思います。

あり得ない事件を起こしながら不起訴となり現在もまだ実の弟に愛されながら生きている佐川一政のこれまでを調べてみましょう。

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佐川一政プロフィール

氏名:佐川一政(さがわ かずまさ)
生年月日:1949年4月24日73歳没
出身地:兵庫県神戸市
最終学歴:パリ第三大学大学院比較文学専攻修士課程修了
職業:作家
身長:152㎝・体重35㎏
デビュー作:「霧の中」1984年~

佐川一政のパリ人肉事件概要

佐川一政「さがわ・いっせい」はフランスの首都パリで発生したバラバラ殺人事件の犯人です。

また豊満な白人女性の人肉食に興味があったとも言われています。

パリ人肉事件とは1981年6月11日に犯人の佐川一政が、被害者のオランダ人留学生ルネ・ハルテベルトさん「当時25歳」を殺害後遺体を犯しバラバラにした後の姿を撮影、更には遺体の肉を食べたと言われる事件です。

しかも生で食べたそうです・・・最初は尻から鼻や口びるまで・・・数か所に及び生で食べた・・・

自分の欲求を信じがたい方法で、満たした佐川は2日後の、6月13日にはハルテベルトさんの遺体をスーツケースに詰めパリ西部ブローニュの森という森林公園内の池にスーツケースごと遺体を遺棄します。

たまたま近くを通り掛かりその様子を見ていた夫婦は、明らかに怪しい彼を不審に思い警察に通報します。

パリ警察が中身を確認するとハルテベルトさんのものと思われる胴体と頭部・それに手足が入っていました。

これがきっかけで殺人事件として捜査に乗り出した警察はすぐに犯人の行方に行き当たります。
人肉事件

それは発見者の夫婦が身長が約150cm・東洋人の男性という特徴を抑えていたからでした。

幼少から身体が小さかった佐川一政の人肉事件逮捕時の身長は152㎝、体重は35㎏の、かなり小柄な成人男性だったそうです。

そして6月15日には犯人の佐川一政(当時32歳)を逮捕することになります。

彼自信も自分がやったと犯行を認めるのですが、何故か心神喪失不起訴処分となり日本帰国後も刑事責任を問われることはありませんでした。

1984年(昭和54年)に帰国した一政は精神病院で知られる、東京都立松沢病院に入院するも、精神病ではなく、人格障害であり、刑事責任を問われるべきとの診断を受けています。

ちょっと考えられないこの事件の加害者、佐川一政と言う男の生い立ちから現在までを追って見ようと思います。

佐川一政の生い立ち

1949年4月26日に兵庫県神戸市で産まれた佐川一政は、令和の時代を迎えた日本で今も70歳の高齢となり生きています。

彼の父親は栗田工業社長として成功しており戦後の高度経済成長前の日本国民としては、かなり裕福な家庭だったようです。

ただ、この長男の一政の人肉事件後父親は当然会社社長を退職し、母親はその後長らく精神病を患ったと言われています。

佐川一政は、生まれた当初は父親の手の平に乗る程の未熟児で腸炎を患った事から、「いつ死んでもおかしくない」と医師に宣告される程病弱な子供だったようです。
弟
ワラウクルミ:引用

一政には、1歳年下の弟純さんが居ますが、幼少から病弱で命の危険を宣告された兄だったため、身体も同学年の子供より小さかった兄一政と、弟の純さんは双子のように両親から育てられたそうです。

そうした健康上の不安があった一政を両親は通常の家庭通り過保護に育て、外遊びが好きだった弟純さんに家の中で本を読むのが好きだった一政に合わせて遊ぶよう命じた程だったそうです。

成長と共に、少しずつ健康を回復した後は芸術に興味を示し、シェークスピア・ベートーベン・戦争と平和嵐が丘など文学・音楽問わず様々なものが好きだったようです。

また一政が神奈川県立鎌倉高校に在学していた頃は、小説家であり詩人・劇作家でもある武者小路実篤「むしゃのこうじ さねあつ」の自宅を突然訪ね一時間だけとはいえ面談に漕ぎ着けたことがあります。

また様々な作品に触れるなかで短編小説を執筆し、自らが作品を創造することに興味を持ちます。

こうしたことがきっかけだったのでしょうか?

高校卒業後は和光大学人文学部文学科・関西学院大学大学院文学研究科・パリ第3大学大学院と文学を学ぶことに学生時代は集中しています。

この頃には既に豊満な白人女性の肌に惹かれていたようです。

また彼が人肉食に興味を持ったきっかけは小学生の時に叔父の佐川満男「歌手・俳優」から悪い魔法使いが誘拐した幼子を鍋で料理し食べる童話を本で何度も聞かされたからだと言われています。

これについては高校時代に、

「どうも自分の性癖はおかしい!」と感じ精神科を受診したこともあるのだとか。

しかし異常は見つからなかったとしてそれ以上調査してもらえることは出来なかったそうです。

この時点で、しっかり彼の精神状態の異常さを、発見される事が出来ていたら~事件を防げていたのでは~と、どうしても考えてしまいます。

2005年(平成17年)1月4日に父親が死去し、その翌日に母親は自殺しています。

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佐川一政の人肉事件は叔父の佐川道男の洗脳の可能性

佐川満男といえば歌手・俳優・タレントと幅広く活躍してる人物として知られています。

佐川満男
名前より顔を見たら、見た事のある俳優さんです・・・一政氏より弟の純さんに似てるかも・・・

そんな彼が実はパリ人肉事件の犯人、佐川一政の叔父というのだから、世間は広いようで狭いものですね。

生い立ちで触れましたが佐川一政が叔父から人間を鍋で煮込み食べる童話の本を何度も読み聞かされた事から人肉に強い興味を持ったと事件の経緯で話しているそうです。

佐川満男氏の情報を見てもこの話の真相が記載されているものはありませんでした。

幼少の頃から病気の影響で身体が極端に小さかった、佐川一政を叔父の立場からして、本が好きだった甥っ子に可愛くて読み聞かせたのでしょうが・・・・

結論として異国の地で甥っ子佐川一政が起こした人肉事件の経過も、恐らくは聞いただろう叔父の佐川満男の心境はいかなる心境だったのでしょう。

一政に人肉食を好きになるよう幼少から童話を読み聞かせ洗脳させてしまった可能性があるとしたら・・・

三つ子の魂百までと言いますので、もし幼少からの病気と、精神疾患があったにしても、人肉食に繋がる童話を読み聞かせた佐川満男の洗脳は、関係ないとは言えないのかもしれません。

恐ろしいですが・・・

その後無罪になった事を考慮しても、それだけの事件を起こしても、無罪となった佐川一政の闇の根本は叔父の童話だったと考えただけでも恐ろしいですね。

佐川一政の不起訴の理由が闇過ぎる

佐川はパリ人肉事件は自身の犯行であると自白しますが、日本ではなくパリの警察で取り調をしたことから通訳が誤訳した部分があります。

子供時代に腹膜炎を患ったことがあると発言した彼の言葉を脳膜炎と訳してしまったようです。

脳膜炎は頭痛や錯乱・意識障害などの症状があるので、心神喪失であると見なされ不起訴という信じられない判断を下します。

普通は殺人などの、重大事件を起こしたら仮に精神障害があったとしても、何かしらの重い刑事罰をうけるので不起訴にするのは行き過ぎかなと思います。

この辺りが非常に闇で解明が難しい部分ですね。

また先程、誤訳について触れましたがフランスで、日本人の容疑者を取り調べるということで、もう一度内容に不備がなかったのか調査し直すことは、しなかったのでしょうか!?

日本に帰国してからは松沢病院という精神病院に入院して診察と検査を受け、その結果、精神障害は見られず人格的に問題があるという受診結果が出ます。

警察は佐川を刑事責任に問おうと動き出しますが、フランス警察は一度不起訴になっている理由から詳細な資料を渡そうとしませんでした。

それが原因で佐川は被害者の尊い命を奪い遺体を屈辱し食べる、と言う異常な行動をしたのに未だに刑事責任には問われていません。

事件発覚後、殺害の地であるパリに実の父親が飛び事件被害者女性の家族に莫大な示談金を支払った事も、告訴にならなかった理由の一つだと言われていますが・・・

それにしても、帰国後一時的に精神病院に入院はしたものの、その後は平然とAVビデオに出演したり、人肉事件の加害者として公演活動を行ったり信じられないような半生を送り現在も70歳となって健在され、著書を出版したりしています。

そんな兄を事件の影響から幾度もの結婚話が出ては消えて、今も独身の弟純さんが、2013年に脳梗塞を患い直近では誤嚥性肺炎で現在、長期入院中の兄一政を介護して暮らしているとの事らしいです。

2日に1度は兄一政を見舞う生活を送っているそうです。

やはり「長生きして欲しい」そう実の弟に願われながら・・・

最後にウキペディアを調べていて出ていた佐川一政の思想が掲載されていたので、紹介しようと思います。

「男女間の愛は幻想であり、そのことがすべての過ちの原因になりうる。人は錯覚に基づき、感じ、考え、行動している。その錯覚が、人間しか創造し得ない膨大な幻想を生み出しているとしたら、愛の過ちは素晴らしい人類への贈り物である。愛そのものが幻想なら、自分自身は、案外、愛の真実の姿を典型的に、もっとも過激に生きているのかもしれない」
wikipedia:引用

この妙に想定外な最も作家らしい思想は、一政氏の高い学歴(関西大学院)を出た佐川一政の人を殺めて人食して、それでも不起訴となった男の思想が、これだと言う事実。

そして最後まで彼は作家として活動を望んでいた。

日本の病院や警察が揃って刑事事件として立件しようと、最後まで動くもフランスの警察の方針により、不起訴として今も生きている佐川一政と言う男の強運と言うべきか数奇な人生と言うべきか・・・

理解しがたい、研ぎ澄まされた思想の持主でも、あったのかもしれない・・・と考えてしまいます・・・

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おわりに

正直言って、38年前の事件とは言え、犯行当時の心身喪失状態との判断で不起訴処分とされた佐川一政の人肉事件は信じがたい事件の一つとして今後も語り継がれる事でしょう。頭が可笑しかったら心身喪失状態で全てが不起訴では被害者はたまったモノではありません。ただそうした加害者一政の犠牲になり今もまだ兄を懸命に愛して見守る弟純さんの存在がある事を考えると、犯罪者でありながら何と言う強運の強さを持ちあわせているのか。数奇な運命は佐川一政を関わった家族や被害者全ての人の人生で佐川一政自身は、超の付く幸せ者なのかもしれませんね。
全く納得いきませんが・・・ドイツ人女性の被害者のご冥福をお祈りします。


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