外尾計夫と山口礼子の生い立ち~長崎・佐賀連続殺人事件と息子殺害まで

この記事は5分で読めます

外尾計夫アイキャッチ

長崎・佐賀連続殺人事件は山口礼子が愛人関係だった
外尾計夫と共謀し、夫と次男を殺害後保険金を騙し取った
事件として知られています。

夫ばかりか実の息子の殺害まで関与した山口礼子、そして
ギャンブル好きな外尾計夫は人の命を奪ったことで得た
資金で自らの欲求を満たしていたわけです。

このような重大事件を実行した山口礼子と外尾計夫は
どんな生い立ちなのでしょうか!?

また実の息子を殺害後、山口礼子は犯行当時の心情を
手紙に綴っています、この辺りも詳しく見ていきましょう。

Sponsored Link

外尾計夫と山口礼子の長崎・佐賀連続殺人事件

最初の事件は1992年9月11日に佐賀県藤津群太良町に
ある海岸で起こりました。

事件の被害者である夫の山口克彦さん(当時36歳)
は睡眠薬で眠らされ海中に突き落とされます。

強い衝撃を受けたことで目を覚ました克彦さんは
なんとか助かろうと必死で陸地に上がろうとしました。

ところ向かった方向には事件の主犯者である外尾計夫
待ち構えており、抵抗を続ける克彦さんを無理やり海中に
押さえつけて殺害します。

その後、約1億円もの保険金を騙し取り二人の借金返済と
自らのギャンブルに注ぎ込んでいます。

外尾計夫が保険金目当てで犯行を実行したのに対して
共犯者であり被害者の妻だった山口礼子は事情が異
なります。

夫の克彦さんは元々お世辞にも家庭を大切にするような
人ではなく浮気をすることも度々あったようです。

克彦さんが浮気をしていたホステスはある喫茶店の
マスターをしている夫がいました。

W不倫関係にあることを知ったマスターは妻である
山口礼子の全裸写真を撮影、それを盾に彼女を脅し
愛人になることを強要します。

ようするに、妻を山口克彦に寝取られたマスターが
夫の山口克彦に、やり返すように、山口克彦の妻で
あった礼子を狙って女として口説いて利用したようです。

このマスターとの関係がきっかけとなって、山口礼子は
この喫茶店で働かされている時に更なる転落の原因となる
外尾計夫と出会います。

当時から既に、ギャンブル依存性で浪費家の彼はとにかく
お金が欲しくて仕方がありません。

なのでマスターに裸体の画像を取られて強制的な愛人関係
にあった関係に悩む山口礼子は良いカモになりました。

自らの女遊びやギャンブルへの反省や思いやりがない夫に
愛想を尽かした山口礼子は遂に離婚話を持ち掛けます。

ところが子供の親権を主張されたことで礼子は危機感を
持つようになります。

そして子供を守る為に外尾計夫と共謀し山口克彦さんを
殺害し多額の保険金を受け取り財産を受け継ごうと考えます。

この計画は当然全てが外尾計夫の考えで当時保険外交員を
していた山口礼子が夫である克彦さんに賭けた、その保険金は
1億円とも言われる高額な生命保険でした。

そして、この多額の保険金の大半を外尾計夫が、何の
躊躇もなく大半を競艇などのギャンブルにつぎ込んだと
言われています。

では息子であった吉則君殺害にいてはどうなのか!?

気になるところですがまずは事件の概要から説明します。

山口礼子の次男である吉則君は1998年10月27日に長崎県
小長井町にある海岸で殺害されます。

僅か16歳だった吉則君の最後の言葉は
『この野郎』だったそうです。

具体的には睡眠薬で眠らせた上で海に放り投げられ水死
してしまいます。

更には彼にも3500万円という高額な保険金を掛けており
騙し取ろうとしました。

一方の山口礼子は当然ながら憎き夫とは違いお腹を痛めて
産んだ自分の息子の殺害を阻止しようと必死に外尾計夫を
説得しますが、外尾計夫は全く意に介さず吉則君殺害計画の
実行を何度も誘います。

もっと早く外尾計夫と決別していれば吉則君の命を守れた
可能性は高いです。

それが出来なかったのは、既に夫であった克彦さん殺害事件に
協力した弱みを握られていたからです。

最終的にあまりにしつこい誘いを受けた山口礼子は外尾計夫の
もくろみを受け入れますが、外尾計夫が計画を実行しようとする
度に陰で妨害していたそうです。

Sponsored Link

外尾計夫と山口礼子の悲惨な生い立ち

このような悲惨な事件を引き起こした二人の生い立ちが
気になったので調べてみました。

それによると特に母親である山口礼子の生い立ちに
ついては過酷な環境で育ったことが分かります。

昭和33年に佐賀県塩田町という場所で生まれた山口には
警察官の父と鍼灸師の母がいました。

父親は警察官になるほどですから当初は真面目な人物
だったのではないかと思います。

山口礼子は姉妹ばかりの末っ子だったと言われ父親も
警察官でありながら、その父親像は決して良い父親とは
言えないDV癖のある毒親だったと言われています。

酒を飲んでは妻や娘の山口礼子らにも暴力をふるい
母親からの愛情もなかったそうです。

ただ単に酒乱だったのか、何故父親が荒れるように
なったのか今のところ分かりませんが、暴力を振るわれた
妻は日に日にやつれ娘のことを気にかける余裕がなくなり
ました。

つまり山口礼子は父親からだけでなく母親からの愛情も
得られなかったわけです。

一方の主犯の外尾計夫はというと彼についての詳しい
情報は見つかりませんでした。

分かっているのは山口礼子以前にもDVで女性を支配して
元々ギャンブル依存性で真面目に働いていなかったこと
くらいです。

これまで4人の女性と愛人関係にありましたが山口礼子
含む女性らに愛情は一切ありませんでした。

ギャンブルで使うお金をたかる為には暴力も
厭わなかったそうです。

あまりにもギャンブルに、はまり過ぎた外尾計夫は
彼女達から奪った資金では足りなくなります。

実際、数百万もの借金を平気でしていたような男です。

必死な思いで働いてて得るお金の有り難みを忘れ
他人から奪ったお金を当然のように使う始末。

山口礼子の犯した罪も重大ですがこんな男と
出会ったのは殺害したとはいえ元夫の克彦からの
不の連鎖だったのでしょうか・・・

外尾計夫と山口礼子最期に殺害された息子の慟哭

山口礼子によると当初は息子である吉則君殺害
酷く反対したそうです。

ところが保険金目当ての外尾計夫は何度もしつこく
夫殺害事件で共謀したことを盾に犯行に誘います。

これまでも複数の女性に暴力をふるうような男ですから
山口礼子への脅迫もかなり凄まじかったのではないでしょうか。

これだけ聞くと山口礼子には息子を殺害しようとする
意思がないようにも見えます。

しかし実際睡眠薬を飲ませたのは彼女で、海に突き
落とされた吉則君が意識を取り戻し岸辺にしがみついた時
自ら頭を押さえつけ水死させたのも同じです。

それに事件後に当時の心情を綴った手紙には事件への
後悔の念が書かれていますが、吉則君と逃げる機会が
なかったわけではないと思います。

また何か適当な嘘を付き犯行を阻止することが
まるっきり出来なかったのかという疑問もあります。

事件後の捜査では実際に殺害した長男の吉則君(当時19歳)
と長女(当時10歳)にも多額の保険金が掛かっていたそうです。

事実長女にも何度も睡眠薬を飲ませていたそうです。

外尾計夫との同居生活が始まってから殴る蹴るの暴行の
理不尽な暴行を受け続けた吉則君は最後の最後まで実の
母親からの殺害と言う事実を目の当たりにして殺害されて
います。

今わの際に発した「この野郎」の慟哭とも
とれる言葉に僅か16歳の少年がいかほどの無念だったのかと
思うと胸が締め付けられる思いです。

睡眠薬を飲まされつつも、最後には海に落ちた衝撃から
ハッキリと意識ある中で殺害された吉則君、まだ意識が
ないままで殺害されたなら、どれほど救われたのかと
思う程、最後の母親の姿は残酷に映ったのではないでしょうか。

そして長女自身も近所の人に「次は私が殺される」
しきりと言っていたのが近所の人の証言で明らかに
なっています。

ようするに事件発覚で外尾計夫と山口礼子ら二人が逮捕
されなければ、負の連鎖として、その次のターゲットは
長女となり被害者として殺害された可能性が高いのです。

事実、どんな経緯で外尾に脅されたとしても夫も実の
息子も殺害に加わった山口礼子。

当時の心境で相当外尾に脅されていたとの状況も想像
出来ますが相手が逆らえないような凶悪な男でも、実の
家族相手に殺害に深く関わった罪は決して許されることで
はありません。

Sponsored Link

おわりに

どんな理由があれ殺した人は二度と帰ってきません。外尾計汚夫は死刑になりましたが無期懲役で今も獄中にいる山口礼子には、息子の命を奪った後悔の念と反省の気持ちだけは忘れないでほしいです。奇しくも被害者となった息子さん吉則君のご冥福をお祈りするばかりです。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 青葉真司アイキャッチ
  2. 松永太アイキャッチ
  3. 岩崎友宏アイキャッチ
  4. 堀慶末アイキャッチ
  5. 田原仁アイキャッチ
  6. 加藤紘貴アイキャッチ
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。