事件

野津英滉の生い立ち~家族破綻を招いた理由と性格や発達障害疑惑

野津英あきアイキャッチ 事件

兵庫県宝塚市に住む23歳の野津英滉容疑者は、
ボーガンの矢を5本放ち親族4人が死傷した
事件で逮捕されました。

野津容疑者は「家族全員殺すつもりだった。」
という強い殺意を供述しており、事件の原因や
詳しい動機を捜査中です。

兵庫県ボーガン一家惨殺事件の容疑者野津英滉の
生い立ちを探り、家族破綻を招いた理由、野津
容疑者の変わっているとされる性格や発達障害
疑惑についてお伝えします。

Sponsored Link

野津英滉のボーガン一家惨殺事件

野津英生い立ち
兵庫県宝塚市の無職・野津英滉容疑者(ひであき)
(23)は6月4日、ボーガンで親族4人を撃ち、
そのうちの祖母と母親、弟の3人が死亡しました。

凶器となったのは個人で購入することが可能と
言われるボーガンです。

ボーガンはあまり聞きなれない物ですが弓状に
なった矢を放つ物で、凶器となったその矢は何と
53㎝にも及ぶ長さで殺害された家族4人全て頭部を
狙った至近距離での発射
だったようです。

祖母好美さん(75歳)母親マユミ(47歳)
弟英志(ひでゆき22歳)が死亡

叔母の百合江さんが奇跡的に生存。

わざわざ呼び出された叔母の百合江さん(49歳)
は近所に助けを求め命に別状はない状態だった
ようですが、その百合江さんの当時の状況は
両耳の下を53㎝の矢が貫通している状態だった
そうです。

こうして家族4人とも頭や首にボーガンの矢が
刺さった状態だったといいます。

ボーガンは資格もなく購入できるもので、
アーチェリーのように離れたところから的を
狙う競技で使われ、専用の矢を弓にかけ発射
するものです。

電話で呼び出され現場を訪れた伯母(49)は、
玄関先で襲撃され首に矢がささり重傷です。

野津容疑者は「ボーガンは自分のもの。」
「家族全員殺すつもりだった。」
供述しています。

野津容疑者は通っていた大学を学費の未納
により昨年9月末付けで大学除籍となっていました。

ネット上の情報では、大学は神戸学院大学
人文学部であるといわれているようです。

自宅の1階リビングのテーブルの上から犯行に
使ったボーガンが見つかり、野津容疑者は
犯行を認めています。

冒頭で紹介した通り母親の姉である叔母まで
わざわざ呼び出しての犯行。

一家惨殺と言う無残な殺害を決意したその
心境には一体どんな家庭環境があったのでしょう。

野津英滉の生い立ち~家族破綻を招いた理由

一家惨殺という家族破綻を招いた理由は、その
兄弟や家族関係にあったと言われています。

野津英滉容疑者の両親は幼い頃離婚し、母子
家庭
だったそうです。

野津容疑者には年子の弟英志さんがおり、兄弟が
幼い頃通った近くの空手道場では兄が強かった
のですが、成長して立場が逆転したといいます。
(神戸新聞NEXT)

当時面倒を見て居た師範曰く、そのころから
目に余る兄弟喧嘩だったようで、小学校時代までは
兄である容疑者の方が兄弟喧嘩も勝っていたそうですが
中学になると弟が有利に。

空手でも弟は頭角を現し入賞するような実力者
でもあったそうです。

兄弟間でも弟英志さんが常に兄の上の立場に
いることが多く、野津容疑者は小学5年頃から
引きこもりがちで、母親や弟ともたまに話す
程度であったそうです。

そして、その当時から先ほどの師範が殺害された
弟の英志さんから聞いていた言葉で印象的だった
のは幼い息子がいながら

『お母さんが帰ってこない』

と聞かされていたそうです。

兄弟を知る人の話によると、弟はやんちゃな
感じで小さい子にも優しく、兄は挨拶されると
声を出さず頭を下げるような目立たない子
だったといいます。

弟の陰に隠れて誰からも遠ざかって過ごすうちに、
家族の交流をなくし、弟へのコンプレックスから
自信をなくしていった野津容疑者。

弟の英志さんもそうした兄弟仲を周囲に隠す
素振りも見せず

「兄貴だけは本当に嫌い。」

と強く拒絶するようになります。

大学進学前後、野津容疑者は母親と離れ弟の
英志さんと共に現場の祖母宅に移り住みますが、
家族との溝は広がってうまくいかなかったようです。

死亡時の母親マユミさんは仕事に付かず、祖母や
息子らが住む家から500m先のアパートに暮らして
いたそうです。

何故そんな兄弟仲が悪く、小学5年生から不登校に
なるような情緒不安定な長男を年老いた母親に
任せっきりにしたのでしょう。

Sponsored Link

野津英滉の素行は祖母から見てもごんだくれ

何故か身体の不自由だったらしい祖母の家に
仲の悪い兄弟が同じ屋根の下に暮らす事になった
野津容疑者ですが、祖母からしたら多少のヤンチャを
しても孫は可愛いもの。

通常は、そうしたモノなのでしょうが唯一の殺害未遂者
で生存者である叔母の百合江さんがボーガンの矢が刺さった
状態で助けを求めた近所の人曰く、

殺害された祖母が生前、容疑者の英滉(ひであき)の
事を

「ごんたな孫で困っている」

また何度も「孫から文句を言われる」と周囲に
漏らしていたとの事…

事件現場となった宝塚市安倉はとても閑静な住宅街
でお金持ちが多い地域だそうです。

そんな地域に住みながら、この容疑者が原因で
宝塚署が仲裁に何度も入る程の揉め事も何度も
あったよようです。

ごんだくれとは乱暴者を意味する言葉のようで
兄よりヤンチャな印象だったと言われる殺害された
弟英志さんよりも祖母からしたら乱暴な孫だったの
かもしれません。

それほどまでに自分の面倒を見てくれる祖母とも
折り合いがついてなかったのでしょう。

次第に大学に行かなくなり浪人生活をして
引きこもっていた野津容疑者に対し、弟の英志さんが
先に就職内定を、貰った事で、また自分の上に立たれた。

自分ではなく弟ばかりが家族にも褒められ、そうした
弟が疎ましく、これをきっかけに殺意を持ったといえます。

家族に放たれたボーガンは急所を、どれも急所を
狙った強い殺意が感じられる命中率だったようですが
その中でも弟だけ矢が2本刺さっていたことに兄弟の
強い確執が伺えます。

野津英滉の学生時代の性格と評判

近所の人の話では、兄の英滉(ひであき)容疑者が
小中学校ではいつも一人で帰っている姿を見かけた
といい、比較的大人しい印象であったようです。

彼の中学生の卒業アルバムの本人のコメントには

「びみょうな3年間でした」と一言。

友人の話では、野津容疑者は不思議な感じの子で
同級生らから見ても壁を感じるような、その頃から
自分だけの世界を持っているような人だったようです。

当時から家族の話もほとんど話さなかったようです。

そして1番思春期真っ只中である高校時代からは、その
大半の時間をガソリンスタンドでほぼ毎日シフトに入り
バイトに明け暮れていたそうです。

ただ高校生ながら、それだけのアルバイトに勤務して
働く勤勉な面がありつつも、何故だかいつも金欠だと
つぶやき節約していたともいいます。

事件後、野津容疑者の元担任など教員4人からの
聞き取りでは、普通の生徒で問題もなく、丁寧な
言葉づかいをする大人びた印象と語っています。
(朝日新聞デジタル)

野津英滉は発達障害だったのか?

野津容疑者は発達障害だったという噂が
ネットでは話題になっているようです。

中学の友人の話では、野津容疑者は時々
度が過ぎるイタズラをしたり、突然怒りが
爆発したりすることも多く、同級生間では
変人とも言われていたそうです。

周囲の人の印象でも普段は大人しいのにスイッチが
入ると180度激変してしまう印象な程のキレっぷり
だったとか…

また騒がしいとかではなく、変わっていて
ちょっと怖い感じなどと言う人も。

近所の住民からは、自宅に何回も警察が来ており
何かクレームが入っているようだったと言われ、
日頃から家族との口論などが起きやすい環境
だったと推測されます。

発達障害の症状として、予定通りに物事が
いかないと、急にスイッチが入り気性が激しく
なることがあるといいます。

この事件の要因に繋がったのか、どうかは
まだわかっておらず、今後の捜査が待たれます。

Sponsored Link

おわりに

兵庫県のボーガンで一家を惨殺した事件で逮捕された野津英滉容疑者の生い立ちは、小さい頃から弟英志さんと比べられ次第に弟が優位な兄弟関係になり、英滉容疑者は目立たず引きこもりがちで家庭内トラブルも多く、家族破綻寸前だったと言えます。
野津容疑者は学生時代も、普通の子で比較的大人しい性格だったようですが、自分だけの世界にいるような評判があり周囲との関わりは少なかったようです。ネット上では発達障害疑惑も持ち上がり、キレやすいところがあったと言われていますが真相は不明です。
自分を認めてくれる存在に恵まれず、一方的に家族に強い殺意を持って実行したことが伺え、兄弟や家族への恨みがなぜボーガンのような凶器にまで向かっていったのか詳細な理由がこれから明らかになるのを待ちたいと思います。


コメント

タイトルとURLをコピーしました