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高井凛の生い立ち~大学アメフト部の転機と保険会社の手口は結婚が餌

高井凛アイキャッチ 事件

大阪府高槻市の民家で昨年7月、会社員の高井直子さん(当時54)が浴槽内で死亡しているのが見つかり、大阪府警は今年8月25日、高井さんの養子になっていた無職の高井凜容疑者(28)(詐欺容疑などで逮捕)を殺人や詐欺未遂などの疑いで再逮捕しました。

資産家の高井直子さんとの養子縁組届を捏造し、高井直子さんに1億5千万円の生命保険が掛けその受取人となっていた高井凛。彼の大学時代の評判や保険会社での剛腕な悪評などが注目されています。

高井凛の生い立ち、大学時代の評判や保険会社での剛腕な手口は独身女性への結婚が餌だったという手練手管についてお伝えします。

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高井凛の資産家女性殺害事件

大阪府高槻市の会社員高井直子さん(当時54歳)が昨年7月、自宅の浴槽で溺死した事件で、府警は、直子さんとの養子縁組届を偽造したとして起訴された無職高井凜被告(28)(旧姓・松田)を8月25日、殺人や詐欺未遂などの疑いで再逮捕しました。

高井被告は昨年7月22日、高槻市八幡町の直子さん宅の浴室で、水が張られた浴槽に直子さんを沈めて殺害し、保険金をだまし取ろうとしたとされており、直子さんには両手首に結束バンドで縛られたような跡が残っていたといいます。

直子さんには受取人が高井被告の生命保険1億5000万円がかけられており、府警は保険金や財産目的で殺害したとみています。

当時、東京都内に住んでいた高井被告が、直子さん宅近くの防犯カメラに映っており、事件の5か月前、高井被告は直子さんと養子縁組をしており、保険金は支払われなかったものの、預貯金など約1億円を相続していたこともわかっています。

高井被告は容疑の一部を否認しています。

高井凛の生い立ち

高井凛は、兵庫県西宮市出身で、有名私立校の関西学院高等部に通っており、3年生の時には攻撃の司令塔である「クオーターバック」の日本代表に選出されてるという華やかな経歴を持っていました。

ちなみに、養子縁組前の高井凛の旧姓は松田といいます。

彼は中・高の同級生らによると成績も良く、アメフトに関しては部活も真面目で日本代表を真剣に考えるレベルの取り組みようだったというから驚きです。

ただ持ち前の性格が「とにかく上昇志向が強かった」と大学時代の同級生も語るほどで、アメリカンフットボールで高校日本代表を経験してから強豪の関西学院大に進み、外資系コンサルティング会社に就職.

その後、2018年11月に転職したのが外資系の大手保険会社で営業成績も良かったといわれています。

高井凛の生い立ち~アメフト部での実績と挫折

高井凜は、関西学院高等部という強豪のアメリカンフットボール部に所属し、日本代表を経験、その実績で当然日本のアメフト界での活躍が期待されたはずです。

“高校3年時には関西選抜のメンバーに入った。関西学院大に進学直後、けがで選手の道は絶たれたという。”朝日新聞DIGITAL)

高井凛は、関西学院大学に進学し、大学でもアメフト部に所属しますが、この怪我という挫折を味わって後は、主に試合を分析するスタッフやコーチとして裏方で活動したそうです。

8月5日のデイリー新潮によると、高井は、大学に入ってすぐ筋トレ中に脳出血を起こし、生死の境をさまよったということです。

命はとりとめたものの、脳の怪我であり安全性の観点から、アメフト選手として復帰できなかったのだとか。そして恐らくは人生をかけて熱中していただろうアメフト選手からの離脱後、彼の素行が明らかに変化したと同級生らは語っています。

現役選手としては認められなかった高井凛のその後は、大学チームに籍を置きながら高等部(関西学院高校)のコーチを務めることになったのですが、自身はもっと選手として活躍したかったようです。

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高井凛の外資系保険会社での手口は結婚が餌!

高井凛は、大学卒業後、外資系コンサルティング会社を経て、2018年11月に外資系の大手生命保険会社に転職しており、保険外交員として働く中で高井直子さんと知り合ったといいます。

高井は、20年6月に同社を退社するまでに、死亡時に約1億円が支払われる高井直子さんの生命保険契約を仲介しますが、一方で、その営業手法について剛腕な悪評が多かったと言われています。

高井の剛腕で「無断で別の保険まで契約されていた」といったクレームが勤務先に相次いだといいます。

“高井容疑者について「数字だけみれば、『売れている営業マン』。業界全体で上位1割くらいの成績があった」という。ただ、前の職場でのトラブルを理由に入社から数カ月後、高井容疑者は国の生命保険募集人の資格を取り消され、保険の販売ができなくなったという。”
(朝日新聞DIGITAL:引用)

“別の元同僚によると、顧客に契約内容を理解させないまま高額契約を結んでいたことが社内で明らかになり、20年6月に退職。会社から退職を知らされた女性顧客から「(高井被告には)結婚すると言われていたのに」との苦情が相次ぎ、複数の独身女性に結婚をもちかけて契約していたことも発覚したという。”(読売新聞:引用)

「結婚するから保険入って」とあからさまな口説き文句で保険加入を迫っていた高井凛は、結局そうした言動が会社のコンプライアンス問題となり解雇になります。

この年齢で女性でもあるあると言われるイロ営業をしていたとのこと…凄すぎますね。

元同僚によると、高井はこれらのクレームですぐに会社をやめさせられたといい、その後金融系ベンチャー企業に就職したというのですが、そこでも物騒な噂が。

『あいつ殺し屋を探しているんだけど、なんですかね。』と会話の中で聞いた。」(テレ朝news)

会社の同僚に殺し屋を探していると話すなど、彼の不気味な行動が気になります。

高井凛と高井直子さんとの真実の関係

高井凛と直子さんの真実の関係に注目が集まっています。

2人は男女関係なのか、それとも金目当てなのかといった憶測が出ており、2人の接点や関係を詮索する声が高まっていますが、どんな関係だったのでしょう。

養子縁組は、高井によると「向こう(直子さん)から打診が来て検討して」決めたといい、理由は「受けないメリット、受けない理由がなかった。」と答えていました。(関西テレビの取材)

高井は、直子さんは「元々独身できょうだいもいない」ので養子縁組に至ったといいます。

ちなみに一人っ子だった直子さんは、京都ノートルダム女子大を出て、都市銀行グループに勤務し、50代になるまで結婚もせず家に留まっています。

直子さんは、7~8年前母親(両親は生まれる前に離婚)が認知症で施設に入るまで、ずっと面倒をみてき

高井凛は数年前保険外交員だった時に顧客だった直子さんと知り合い、その後2件の生命保険の契約(保険金約1億5000万円)をしています。

去年2月に養子縁組の届け(高井が書類を偽造)が出され、保険金受取人が高井凛に変更され、その数ヵ月後事件が起きています。

事件当時、高井は妻がいたとされ、離婚協議中だったことや、年下の愛人と同棲していたという情報が出ていますが、先に紹介したように外資系保険会社で剛腕を振るいお客への口説き文句に「結婚」をチラつかせて契約を取るなどの言わゆる色営業が問題になっていた高井凛。

また事件以降、様々な調査によって現在明かになったのは、やはり高井直子さんが亡くなる前に交流のあった人は、高井さんから「若い男」や「東京に腹違いの弟がいる」などと聞いた事もないような発言をし出したとの情報も浮上しています。

また女性として浮かれていた様子もあったとか…

やはり女として口説いて関係を持って「養子」となった可能性は捨てきれません。それほど1億5千万円の保険は浮世離れした掛け金を掛ける必要があり独身の高井さんが加入するには不自然過ぎると思うのが普通でしょう。

そのようなやり口から独身だった高井直子さんには見合わない高額な保険金に、不可解な養子の一見も含めて考えると高井凛の事なので男女の関係だったからこそ、養子も提案し高井に勧められるがまま高額な保険金に加入したのでは、と噂されています。

とは言え、実際の高井凛には私生活でも婚姻歴はあったようで、どこまでの口八丁でプライベートも仕事もこなしていたのか、全く真実が見えてきません。

前妻とはひと悶着あったようで、このような話も浮上しています。

「実は彼には結婚歴があるんです。昨秋には“離婚調停中で慰謝料300万円を請求されている”と漏らしていた。彼にすれば、はした金に見えますが、“結構痛いんですよ”と」
(デイリー新潮)周囲にもらしていたとか。

事件当時から、後述のように高井の派手な生活が始まっており、金にも困っていたようで、直子さんの資産に目を付けて色恋営業をかけて信用させ養子入りさせた可能性もゼロではないのかもしれませんね。

高井凛の高い虚栄心と生活の変化

高井凛の高い虚栄心と生活の変化を、周囲も敏感に感じ取っていたようです。

「ランボルギーニ買っていたりとか、派手な生活をしているな。」(友人・テレ朝news)

高井凛は嫁との離婚後か前後かは定かではありませんが、嫁意外の女性関係も相当ヤリタイ放題な生活だった事が明らかとなっています。

高井自身より若い愛人とタワマンでのセレブ生活を送っていたといわれ、SNSには高級スポーツカーや、ハイブランドバッグ、靴、寿司、肉などの贅沢三昧な暮らしをインスタなどにアップして見せつけていました。

彼が保険会社の営業で剛腕を振るいだし、直子さんを信じ込ませる手口で高額な保険金をかけさせるなどした頃から、急変した豪遊ぶりが露呈されており、誰が見ても彼が怪しいと感じたことでしょう。

“学生時代からの知人は今年2月、高井容疑者に会ったという。「『FXで稼いでいる』『2800万円の車を購入した』と言っていた。金銭感覚がずれてしまったように感じた」”(朝日新聞DIGITAL:引用)

アメフトでの栄光の影もなく、高井凛が金に固執する人生に向かった先に、狡猾な殺人を犯したことこそ大きな挫折といえるでしょう。

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おわりに

資産家女性殺害事件で逮捕された高井凛は、アメフト高校日本代表も経験しましたが、大学に入ってから怪我で挫折を味わい、卒業後は外資系保険会社の営業となりましたが、その剛腕な悪評で退社していました。当時から高額契約でのトラブルや、独身女性を狙った契約が問題になっており、直子さんもその手練手管に利用されたものといえます。
彼の生活の変化ぶりがSNSに上がり、誰が見てもおかしいと思うほどの豪遊に高い虚栄心が丸出しで、まじめに生きた直子さんの最期が不憫としかいいようがありません。


コメント

  1. […] https://oitachi-ima.com/jiken/6040/ 高井凛の外資系保険会社での手口は結婚が餌! […]

  2. 詠ミ人 知ラズ より:

     今話題の男、どんな過去なのだろうと思って拝見した。、良く調べて書いてある。

    若くして頭角を現していても、何かのはずみで、挫折を味わうと、どこまでも転がり落ちてしまったようだ。人生訓で、たまに聞く戒めは、挫折・失敗は、若い頃に経験した方が、後の人生で役に立つ、との教えがあるが、彼の場合は、挫折が、ストレートに人生を狂わせてしまった。

    彼の場合、一人になり、外界からの雑音を、しばし遮断し、静かに人生を自省し、どう生きれば良いのか模索するところから始めればよかったのではないか。目先の華やかさ、他人の眼を気にした虚栄心を肥大させても、結局、自分に何も得られないことになるのだから。自分内部を、磨くことから始めればよかったと思う。

    他山の石としたい。この記事、ありがとうね。

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