元日産CEOのカルロスゴーン被告の突然の
レバノン逃亡が話題になりましたが、今度は
その父親のジョージゴーンがかつて殺人などの
罪を重ねた人物であったことが判明しました。
親子2代にわたる逮捕や逃亡は必然だったのでしょうか。
日産V字回復の立役者として、栄光の人生の裏に
隠されたカルロスゴーンの生い立ちや父親の驚愕の
過去、神父銃殺の理由や死刑後についてお伝えします。
カルロスゴーンプロフィール
氏名 カルロスゴーン
生年月日 1954年3月9日(65歳)2020年1月時点
出身国 ブラジル・レバノン・フランス
職業 実業家
著名な実績 日産自動車会長
三菱自動車工場会長
ルノー取締役会長兼CEO
カルロスゴーンの生い立ちレバノンにて~
1954年カルロスゴーンはレバノン人の両親の
間にブラジルで誕生し、幼少期を送りました。
2歳の頃病気のため、母親とブラジルの
リオデジャネイロに引っ越し、6歳で3人の
姉妹と母と共にベイルートに移ります。
カルロスは、ベイルートにある超名門の
イエズス会系のコレージュ・ドゥ・ノートルダム・
ドゥ・ジャンブールで中等教育を受けます。
このイエズス会士との年月がとても貴重な
ものであり、規律や競争、卓越の感覚を学んだと
自身を振り返っています。
レバノンでのこの時期は、彼にとって大きな
自己形成をした思い出深い時間であったことが
わかります。
小学校ではヤンチャな一面もあり教師ら大人も
手に負えない児童だったようですが、中学・高校では
勉学に励み良い成績を収めます。
ですが、元同級生によれば当時からカルロスは通常
尊敬するであろう父親の話は一切しなかったといい、
過去は隠されていたようです。
17歳でパリに出て学び、20歳の時エリート養成校の
エコール・ポリテクニークに10人ほどの外国人と
一緒に入学します。
卒業後も工学者教育機関のパリ国立高等鉱業学校で
学び、工学博士を取得しエリート街道を進んでいきます。
カルロスゴーンの英雄は父では無く祖父だった
そんな幼少期から青年期のカルロスゴーン少年の
英雄は父親ではなく祖父ビシャラゴーンっだった。
祖父のビシャラゴーンは当時のレバノンサルバ村で
飢餓だった事もありまだ若かったビシャラはブラジルの
地に渡った。
この異国の地でカルロスゴーンら父親含む子供8人に
恵まれ富を成したと言われています。
だからこそその後カルロスの父親ジョージらは当時
のブラジルでも移民でありながらカルロスゴーン
ら子供に教育費を存分に使える余裕があったようです。
その後カルロスゴーンが幼い頃に父親ジョージが
様々な事件を起こすも、きっとこの祖父ビシャラ
ゴーンの財力があったからこそ教育を受ける事が
可能だったのではないかと想像できます。
カルロスゴーンの同級生によればその後何度も
カルロスの父親は新聞の見出しを飾る事があった
そうですが彼(カルロス)の口から父親ジョージ
の話をすることはまずなかったと言われています。
それ程父親は、祖父ビシャラとは違いぶっ飛んだ
父親だったようです。
カルロスゴーンの生い立ちに父親の驚愕過去
華やかな学歴からは見えなかったカルロスゴーンの
生い立ちに、父親ジョージゴーンの驚愕の過去が
あったことがForbus JapanのWeb記事で報じられ
話題になりました。
フランスのオプセルヴァトゥール(L’Obs)の
東京特派員レジー・アルノー記者が、カルロスの
人生にせまる『逃亡者』という本を2月5日に
発売するとのことで、その中にジョージの犯した
事件が書かれているというのです。
父親のジョージはカルロスが6歳の時、レバノンで
神父を銃殺し死刑判決を受けました。
当時37歳のジョージはダイヤモンド、金、麻薬
などの密輸業者で、顔見知りであった神父を仲間に
儲けを分け合っていましたが、欲深い神父に腹が
立ったため脅すつもりが殺害してしまったといいます。
神父を運び屋にするという巧妙な手口と、銃殺
という非情な罪を背負った父親の存在をこれまで
隠し続けてきたカルロスゴーンのしたたかさが
これから明らかになりそうな気配です。
カルロスゴーンの父親死刑判決後は?
父親のジョージは神父銃殺による死刑判決後、
地方検事や刑事裁判所長などの殺害計画を企てた
罪でも死刑判決を受けています。
後に模範囚となり15年の禁固刑に減刑され出所
しますが、偽札所持などで再逮捕。
1975年レバノン内戦の混乱に乗じてついに
ベイルート脱出に成功します。
それからブラジルに逃げビジネスで成功し、
2006年に88歳で亡くなったといいます。
リオデジャネイロの教会での葬儀には妻や、
カルロスも列席したといいます。
死刑判決後はあまりメディアにも登場することが
なかった父親ジョージですが、激動の人生は息子
カルロスと重なるところがあります。
カルロスゴーンが成功者とし崇められる一方で、
低所得者層には「レバノンを捨てた男」と揶揄
されていることも確かで、アルノー記者の書いた
「逃亡者」の生い立ち暴露はまた新たな波紋を
呼びそうです。
おわりに
元日産CEOで有名な実業家カルロスゴーンはブラジル出身で、エリート養成の学校に進むなど輝かしい経歴がありますが、父親については謎であったといえます。
カルロスゴーンの父親ジョージは密輸にからんで神父を殺害した銃殺犯で、死刑判決を受けていた衝撃の過去の持ち主でした。華麗なる逃亡激をして今後映画の題材になる可能性もあると言われる今回のカルロスゴーンの逃亡激も最終的にはどんな結末となるのでしょう。殺害説も浮上するカルロスゴーンは結局は実の父親の血筋をしっかり受け継いだ普通の実業家ではない劇的な人生を自らが歩んでいると言えるのかもしれませんね。今後の行方にも益々目が離せそうにありません。
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