中国を代表する企業家であり、世界トップクラスの
大企業アリババ創業者として知られるジャックマー。
彼の唱えた名言も数々あり、未来を変える
貧乏マインドからの脱却などビジネスや人生に
生かせる教訓を多く示しており注目されています。
起業当初、かの孫正義との10分のプレゼンテーション
の僅か5分で20億の投資を即断即決させ残り5分で
50億の投資を孫正義氏から説得されたジャックマー。
ジャックマーの生い立ちや劣等まみれの少年時代と、
成功への強い信念についてお伝えします。
ジャックマープロフィール
氏名:馬雲(ば うん)(英語名:ジャックマー)
生年月日:1964年9月10日(55歳)20年2月時点
出身地:中国浙江省杭州市
出身大学:杭州師範大学
職業:起業家・中国アリババ創業者(2019年 会長職引退)
政党:中国共産党
ジャックマーは貧しい家庭に生まれ、エリートの
ような学歴も持たず、30歳半ばまでは誰からも
認められず激動の成年期を過ごしました。
オンラインマーケットも展開し、今や世界を代表する
アリババグループを作るまでの苦労と不屈の精神は
スピーチなどでも語られており、心を揺さぶる名言を
残しています。
中国経済の急成長を支え、人としても世界に影響を
与えるジャックマーに大きな注目が集まっています。
ジャックマーの生い立ち~両親から受けた言われなき差別
ジャックマーは、楽器の弾き語りをしていた
美しい母親と、カメラマンをしていた背の高い
2枚目の父親の間に生まれました。
美男美女の父母に加え、兄妹も美形であるのに
ジャックマーだけ少し違う顔立ちであり、同年代の
子には「異星人」とも呼ばれ大変な劣等感を抱きます。
両親も子供達を友人などに紹介する時、ユーモアの
つもりでジャックマーのことを紹介する際には
「ゴミ箱から拾ってきたんだよ。」
と冗談で言ったことがあり、幼年時代のいわれなき
差別は彼の心を傷つけました。
ジャックマーの劣等まみれの学歴
そんなジャックマーの幼少期はわんぱくで
よくケンカもし、勉強より外で遊ぶのが好きな
少年で、決して今を彷彿とさせる優秀な成績の
少年ではなかったようです。
でも、その喧嘩は自分の為ではなく友達の為の
喧嘩だった。
当時から正義感が強い少年だったマーは時に
13針も縫う程の怪我をすることもあったそうです。
でも成績は中より下の劣等まみれの学歴。
学校での成績は普通よりも下のレベルで、3流
以下の学校に入っていました。
数学が苦手でしたが、英語については父親や良い
先生の影響を受け、13歳で外国人と日常会話できた
というほど得意だったといいます。
この英語は一説には英語が苦手な父親に対して
口論するとき英語で反論していたとも言われて
います。
そして当時の中国の世相を考えても、どうして
マー氏の少年時代に英語を身につけたのか?の
疑問もわいてきます。
答えは中国が毛沢東からの時代の変換機を
迎えていたとき、将来英語が身を助けると
感じた彼は英語を絶対盤石なモノとして身に
付ける事を決意。
その決意から彼の行動は、およそ、その年代の
少年がしたとは思えない行動を起こします。
毎朝マーは早起きして当時から外国人韓国客が訪れる
事で知られていた杭州大酒店に自電車で通い詰め
訪れていた外国人と仲良くなり無料で観光ガイドを
買って出て英語を身に付けたというのです。
9年間もの時間を掛けて自由自在に話せる英語力を
身に付けたマー。
この行動力が後のアリババの成功へとつながるのは
言うまでもありませんが…
成功までの道のりはまだまだ遠く気が遠くなる程の
紆余曲折を経て彼は中国最大の一大企業アリババを
成功させるのです。
それは彼の学歴など経歴を見れば一目瞭然。
高校受験は2度の失敗、大学受験は3度の失敗を
しているのも驚きで、運にも恵まれない不運な
青年時代であったといえます。
両親でさえ、大学進学を諦めさせようとしたようです。
周囲の誰もが反対しても、どんな時も自分の
直観力を信じて挫折しても失敗してもマー自身
だけはいつも腐らなかった。
これ控えめに言って感動します。
結局は大学受験も合格点に満たなかったのですが、
定員割れのため補欠入学できたということです。
大学は杭州師範学院外国語英語科に入学し、
卒業後は英語教師として働き、後に翻訳会社を
立ち上げています。
ジャックマーの貧乏マインドに絶句
ジャックマーは、アリババ設立まで40社以上
起業しては失敗を繰り返し、就職活動でも30回
以上チャレンジしてきたと言われています。
いつも諦めずに、新しいことに挑み続ける彼の
貪欲さに辟易するほどですが、これは今までの
差物的な扱いを受けた生い立ちや、劣等生であった
頃の我慢や忍耐によるものともいえるでしょう。
インターネット出現に魅力をいち早く感じ取り、
独学で英語を身に着け、数々の失敗に屈することを
恐れない姿勢がアリババを巨大IT企業へと成長
させたことは間違いありません。
ジャックマーの
「貧乏マインドの人に奉仕するほど最悪なことはない」何かを無料プレゼントしたら、
「これは罠だ」と非難する。「少額投資で大丈夫」というと、
「じゃあ、儲からないじゃん」と文句を言う。「多額の投資が必要」というと、
「そんな金ない」と文句たらたら。「新しいことに挑戦しよう」と誘うと、
「経験がないから無理!」と諦める。「伝統的なビジネスだよ」というと、
「じゃあ成功しないね!」と却下される。「新しいビジネスモデル」というと、
「ああ、MLMか」と決めつける。「店を経営してみたら?」というと、
「自由がなくなる!」と主張。「起業してみたら?」というと、
「プロじゃないから無理」と受け入れない。貧乏マインドの人たちの共通点とは、
Google検索が大好きで
似たような貧乏マインドの友人の話ばっかり聞いて慰めあってる。口先だけは、大学教授なみ
でも行動は、盲人以下。彼らにこう聞いてみて、「じゃあ、あなたは何ができるの?」
何も答えられないから。私の結論は、
言い訳を熱弁してる暇があったら、
もっと素早く行動に移せばいい。いつも考えているばかりよりも、
何か実際にやってみたらどうか。
貧乏マインドの人は、ある共通点により人生を失敗します。
ずっと待ってるだけで、自ら何も行動しないからです。
という言葉は、待つだけで自ら行動しない人に
未来はないと示唆しています。
考え言い訳するより素早く行動に移すことが、先々
どれほどの人に幸せを与えるか知れないという彼独自の
未来への信念に絶句するばかりです。
おわりに
アリババ創業者として大成功を収めたジャックマーは、両親からも容貌で差別を受け、留年など劣等まみれの学歴を持っていたにもかかわらず、諦めずに時代の先を読み起業を繰り返していきました。
ジャックマーが言ういわゆる何もしない「貧乏マインド」は未来を抹殺するものであり、すばやく行動に移すことが未来を動かすのだとする彼の理論は、ビジネスや人生にも通じる金言として感動を呼んでいます。
どうせできないからと諦めて逃げてしまいがちな世の中の傾向に警鐘を鳴らし、進歩し続ける社会の中で生きる私たちへの戒めとして、彼の歩んだ人生は光輝く存在といえるでしょう。
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