少子高齢化について「集団自決発言」が物議をかもし、世界から注目された実業家成田悠輔さんがWEB2番組から引退することを宣言、さらに話題になっていますね。
成田悠輔さんは、米イェール大学助教授で天才と評されていますが、報道番組のコメンテーターとして歯に衣着せぬ発言で世間に知られています。
また成田さんの複雑な家庭環境や、少年時代からの睡眠障害、天才の反面教師の思考についても注目されており気になります。
成田悠輔の生い立ちについてお伝えします。
成田悠輔プロフィール
本名:成田悠輔(なりたゆうすけ)
職業:経済学者・起業家。
肩書き:イェール大学アシスタント・プロフェッサー
一橋大学特任准教授、半熟仮想株式会社代表取締役など
出生年:1986年(38歳)23年2月時点
出身地:東京都北区
家族:弟・母親・妻
身長:184㎝
学歴:麻布中学・高校~東京大学大学院~マサチューセッツ工科大学大学院卒業
成田悠輔の経歴
最近はあらゆるテレビ番組への出演で話題の成田悠輔さんは、30代ながら様々な肩書きを持つ華麗な経歴が話題になっています。
成田さんは、東京大学経済学部を卒業後、2011年に東京大学大学院経済学研究科修士課程を修了し、2016年にはマサチューセッツ工科大学にてPh.D(哲学博士)を取得している超の付く高学歴者です。
成田さんは、日中は日本で自身が代表を務める「半熟仮想株式会社」、夜は米国で名門イェール大学助教授として活躍しています。
また一橋大学特任准教授やスタンフォード大学客員助教授も兼歴任しています。
事業者として、サイバーエージェント, ZOZO, 学研, 茅乃舎, 米国内の自治体と共同研究なども行っているほか、執筆者、テレビのコメンテーターなどとしても活躍する時の人でもあります。
専門は、データ・アルゴリズム・数学・ポエムを使ったビジネスと公共政策(特に教育)の想像とデザインだとか。
首席賞、内閣総理大臣賞、日本オープンイノベーション大賞など様々な受賞歴も見え、こんなすごい日本人がいたのかと驚く人も多いことでしょう。
成田さんは、最近は少子高齢化の唯一の解決策として、「高齢者の集団自決」を主張し注目されていますが、多くの人にはない独自の視点で物事を捉え分析することで天才と称されています。
また彼は、研究の一つとしてデータを活用して教育制度への素朴な疑問を追求、ユニークかつ過激な表現をすることで批判も浴びますが、彼にしかない思考が見え注目を集めています。
成田悠輔の生い立ち~家族構成と父親はヒモ
成田悠輔さんは、1986年東京生まれの現在38歳ですが、父母、4歳下の弟との4人家族でしたが、両親は共働きであまり家にいなかったといいます。
成田さんは、父親についてもメディアなどでよく語っています。
成田さんによると、父親は自身と同じく麻布中学・高校出身の優秀な人物だったものの、社会に適合するのが不得手なタイプで、麻雀などのギャンブルや、女や酒、タバコなどに溺れるだらしのない人物だったそうです。
また、弟の成田修造さんによれば、父親は髭を生やした少し不気味な風貌をしている人物で、哲学者のような雰囲気のある人物だったとか。また、大学は「早稲田大学だったと思う」とも話していました。
成田悠輔さんの父親は妻(成田悠輔さんの母親)の実家にたまに仕事をもらっているくらいで、ほとんどプー太郎、ヒモのような日々を送り、ギャンブルに負けて多額の借金を作っていたそうです。
成田さんがまだ10代半ばの頃、父親は母親の実家と喧嘩をして仕事を失い、仕方がなく一時期だけあるベンチャー企業に就職したそうです。
そのベンチャー企業は、後に成長して東証1部への上場を果たしたそうなのですが、これによって成田さんの父親は、さらに多額の借金を繰り返すようになってしまったのだそうです。
ただ成田さんもその弟も、偏差値75と言われる程の麻布中学や東大などの日本最難関の学校を、ほぼ受験勉強をまともにしない状態で合格している天才です。
やはりそうした天才たる由縁は、同じ麻布中学・高校出身の父親の血筋を引き継いでいるからこその天才なのだろうなとは思います。
成田悠輔の生い立ち~母親は父に共依存の家庭崩壊
成田悠輔さんの父親はもともと文学青年だったようですが、酒癖と借金、マージャン好きに溺れたようです。
また母親も一見しっかり者に見えて共依存的なところがあり、良い言い方をすれば夫を溺愛しており、悪く言えば依存状態でプー太郎で父親の体を成していない夫(成田悠輔)を許容していたような状態になっていたと言います。
異常な状態の家庭環境を立て直すこともできず二人して泥沼に陥っていったといわれています。
成田さんの弟の成田修造さんも、母親について、「父親にめちゃくちゃ惚れていたからタチが悪かった。」と語っていました。
母親は割と有名なジュエリー会社にずっと勤めていて、家族の生活を支えていたそうです。
成田さんは中学受験をして麻布中学へと進学していますが、父親がまともに働かない中で、その高額な授業料をなんとか支払えたのは、この母親の頑張りもあったようです。
成田悠輔の生い立ち~睡眠障害で不登校でも麻布中学
成田悠輔さんは、子供時代睡眠障害で不登校でも名門麻布中学に入った恐るべき天才と話題になっています。
成田悠輔さんは、小学校時代重度の睡眠障害の影響でまともに学校へ通う事が難しく、ほとんど不登校のような状態だったそうです。
一度寝ると30時間寝てしまうほどで、学校までたどりつくのもやっとであったとか。
成田悠輔さんは、子供時代から規則正しい生活ができず、小学校に向かう道中で寝てしまうことが結構あったといいます。
公園やビルの隙間に座って何時間も空を眺めていることも多く、小学校の中ごろからずっと不登校気味でした。
また、成田さんによると、当時から多動症的、発達障害的なところがある子供だったそうです。
彼は入学した名門麻布中学・高校でも不登校は変わらず、「プリント1枚の提出で、出席10回に換算」という先生のはからいでなんとか卒業していますが、その後ほとんど勉強せず東大にも入っています。
成田さんは不登校だったことで、様々な本や映画、インターネットの世界に触れる時間ができ、多くの事を学べたようです。
成田悠輔の生い立ち~父親の失踪と母親の現在と
成田悠輔さんの壮絶な生い立ちには、実家や父親の存在が大きく影響しているようです。
成田さんの父親は、成田さんの高校卒業間近に突然失踪をしています。
この父親はろくに働きもせずに酒・女性・ギャンブル・タバコに溺れ、多大な借金がかさんでいったといいます。
成田悠輔さんの父親が務めていた小さな会社が、時代の波に乗り急成長、一部上場企業となったのですが、かえって借金がかさんだのだそうです。
成田さんが18歳のとき、父親は突然「新しい人生を始めたい」などと言い残し、失踪してしまいます。
そして、父親が失踪したことで、実家は父親の残した借金を背負い、成田さんは、10代で自己破産を経験することに。
成田さんや弟はそれから父親を探す気もなく、当然現在も父が何をしているかなどはわからないようです。
成田悠輔さんの母親は、成田さんが19歳くらいの時にくも膜下で倒れ、数ヶ月間意識不明の状態に陥ったそうですが、奇跡的に回復したそうです。
母親は、現在もこの後遺症で身体に麻痺が残ってしまい、ヘルパーさんに助けを借りて、成田さんや弟さんで母親の生活を折半して面倒を見て介護もしているのだそうです。
輝かしい経歴を持つ成田さんの生い立ちは壮絶で、自身も精神的に不安定だったようで「なんでこんな人生を送ってるんだみたいな感じがすごくある子ども時代だった」といいますが、そこからの大逆転の人生をつかんだのはすごいですね。
おわりに
独自の視点で持論を展開する反面教師の思考で天才と謳われる成田悠輔さんの生い立ちは、ギャンブル依存で失踪した父、父に共依存の母のもとで育つという壮絶なものでした。重度の睡眠障害で不登校でも名門麻布中学から難関東大、そして米マサチューセッツ工科大へとエリートコースを難なく進んだ成田さんですが、その苦難からの大逆転人生が注目されています。
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